家庭学習も評価に反映…文科省が通知

 文部科学省は2020年4月10日、新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休校に伴い学校に登校できない児童生徒の学習指導について、全国の教育委員会へ通知した。臨時休校中に取り組んだ家庭学習は、学習評価に反映することができる。

教育・受験 先生
新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業等に伴い学校に登校できない児童生徒の学習指導について
  • 新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業等に伴い学校に登校できない児童生徒の学習指導について
  • 家庭学習の内容の例
 文部科学省は2020年4月10日、新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休校に伴い学校に登校できない児童生徒の学習指導について、全国の教育委員会へ通知した。臨時休校中に取り組んだ家庭学習は、学習評価に反映することができる。

 4月7日の緊急事態宣言やその後の感染状況などを受けて、緊急事態宣言の対象ではない地域においても新たに臨時休校を実施する自治体が急増している。新型コロナウイルス感染症は現時点でまだ解明されていない点も多く、保護者や児童生徒が登校に対して強い不安を持っている場合がある。萩生田光一文部科学大臣は、4月10日の記者会見で「学校再開後も登校の困難な児童生徒については、校長の判断で、児童生徒や保護者の責任に帰すことのできない事由により登校できないものとして欠席扱いとはしないことが可能であり、各学校で柔軟に判断してほしい」との見解を示した。

 また、文部科学省は4月10日、新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休校に伴い学校に登校できない児童生徒の学習指導の取扱いについて、全国の教育委員会へ通知した。臨時休校中の学習指導は、家庭学習と、登校日の設定や家庭訪問の実施、電話の活用などを通じた教師による学習指導や学習状況の把握の組合せにより、児童生徒の学習を支援するための必要な措置を講じることを要請した。

 家庭学習の具体例として、「教育委員会や学校作成のプリントを活用した学習」「NHK Eテレなどのテレビ放送を活用した学習」「ICT教材や動画を活用した学習」「文部科学省Webサイト『子供の学び応援サイト』に掲載されている教材や動画などを活用した学習」などをあげている。

 臨時休校中に取り組んだ家庭学習は、教師がその学習状況や成果を確認し、学習評価に反映することができる。家庭学習の学習状況や成果の把握は、具体例として「ワークブックや書き込み式のプリントの活用」「ノートへの学びの振り返りの記録」「登校日における学習状況確認のための小テストの実施」などが考えられる。児童生徒の発達の段階や活用する教材などを踏まえて、これらを適切に組み合わせて行うことを求めている。

 このほか、家庭学習におけるICTの活用に関する留意事項や、登校再開後の指導、各学年の課程の修了および卒業の認定などについても通知した。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)