小中高など86%が臨時休校(5/11時点)文科省調査

 文部科学省は2020年5月13日、新型コロナウイルス感染症対策のための小中高校などの臨時休業の実施状況について、調査結果を公表した。5月11日正午時点で、休校している学校は全体の86%。公立学校の休校終了予定日は「5月25日から31日まで」80%が最多であった。

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5月11日現在臨時休業を実施している学校の割合(全国)
  • 5月11日現在臨時休業を実施している学校の割合(全国)
  • 臨時休業を実施している公立学校の休業終了予定日(全国)
  • 各都道府県のおもな臨時休業終了予定日
  • 臨時休業を実施している学校の休業終了予定日(特定警戒都道府県)
  • 臨時休業を実施している学校の休業終了予定日(特定警戒都道府県以外)
  • 臨時休業中の登校日を設定している学校数(全国)
  • 臨時休業中の登校日を設定している学校数(特定警戒都道府県)
  • 臨時休業中の登校日を設定している学校数(特定警戒都道府県以外)
 文部科学省は2020年5月13日、新型コロナウイルス感染症対策のための小中高校などの臨時休業の実施状況について、調査結果を公表した。5月11日正午時点で、休校している学校は全体の86%。公立学校の休校終了予定日は「5月25日から31日まで」80%が最多であった。

 5月4日に緊急事態宣言が延長されたことなどを受け、各地域において臨時休業措置の継続または終了などの措置が取られている。

 今回の調査は、国公私立の幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校、専修学校高等課程について、新型コロナウイルス感染症対策に関する臨時休業の実施状況を5月11日正午時点で取りまとめたもの。

 5月11日現在、臨時休業を実施している全国の学校は86%。臨時休業を実施している学校を国公私立別にみると、国立87%、公立87%、私立76%。なお、私立については、東京都と福岡県が未回答となっている。学校種別では、幼稚園73%、小学校88%、中学校88%、義務教育学校88%、高等学校89%、中等教育学校96%、特別支援学校89%、専修学校高等課程82%。

 全国の公立学校のおもな臨時休業終了予定日は、「5月25日から31日まで」80%が最多。「5月11日から24日まで」16%、「未定・検討中」3%で、「6月1日以降」は0%だった。「5月末まで休業」は、特定警戒地域13都道府県のほか、宮城県、新潟県、静岡県、広島県など計29都道府県。「5月中下旬まで休業」は長野県や沖縄県など9県で、このうち、山梨県、山口県、愛媛県、高知県、宮崎県では「5月25日再開」を予定している。

 一方、「5月11日時点で再開」しているのは、青森県、岩手県、秋田県、鳥取県、長崎県、大分県、鹿児島県の7県。「当面休校を延長」は、福島県、福井県の2県であった。

 特定警戒都道府県の臨時休業終了予定日は、「5月25日から31日まで」99%、「5月11日から24日まで」1%。特定警戒都道府県以外の地域では、「5月25日から31日まで」56%、「5月11日から24日まで」37%、「未定・検討中」7%となっている。

 臨時休業中の登校日について、「設定していない」33%、「週1回程度以下」27%、「週2回程度以上」21%、「設定に向け検討中」19%の順に多かった。特定警戒都道府県に限定すると、「設定していない」41%がもっとも多く、「週1回程度以下」23%、「設定に向け検討中」21%、「週2回程度以上」14%が続いた。特定警戒都道府県以外の地域では、「週1回程度以下」31%、「週2回程度以上」29%、「設定していない」23%、「設定に向け検討中」17%と、6割が登校日を設定していた。
《外岡紘代》

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