【中学受験2022】都内私立中の初年度納付金、平均97万8,420円

 東京都は2021年12月8日、都内私立中学校における2022年度の「初年度(入学年度)納付金」の状況を公表した。初年度納付金(総額)の平均額は97万8,420円で、前年度(2021年度)より8,244円増加した。最高額は189万6,500円、最低額は54万8,000円だった。

教育・受験 小学生
各費目の平均額
  • 各費目の平均額
  • 値上げ率等の内訳
  • 値上げ額の高い学校
  • 10年以上初年度納付金(総額)を据え置いている学校 42校
  • 初年度納付金(費目別)の高い学校、低い学校
 東京都は2021年12月8日、都内私立中学校における2022年度の「初年度(入学年度)納付金」の状況を公表した。初年度納付金(総額)の平均額は97万8,420円で、前年度(2021年度)より8,244円増加した。最高額は189万6,500円、最低額は54万8,000円だった。

 初年度納付金とは、授業料、入学金、施設費、学則上のその他納付金等、入学初年度に納付する金額の総額。休校中の学校等を除き、都内私立中学校182校を対象に調査した。なお、コース等によって学費が異なる場合はそれぞれ1校として計算しており、調査結果は延べ201校の平均額となる。

 2022年度の初年度納付金(総額)平均額は97万8,420円。前年度に比べて8,244円(0.8%)の増加となった。各費目の平均額は、「授業料」48万6,976円(前年度比4,808円増)、「入学金」26万1,174円(同1,468円増)、「施設費」3万5,642円(同2,239円減)、「その他」19万4,628円(同4,207円増)。

 初年度納付金には含まれないが、生徒非募集校を除く延べ200校の検定料の平均額は、前年度比262円増の2万3,627円であった。

 対象校(募集再開校1校を除く)のうち、初年度納付金を値上げした学校は、19.3%にあたる35校。値上げ率は、「5%以上」11校、「4%以上5%未満」5校、「3%以上4%未満」5校、「2%以上3%未満」5校、「1%以上2%未満」7校、「1%未満」5校。

 学校別の値上げ額でもっとも高かったのは、八雲学園の14万8,000円(値上げ率15.1%)。ついで、鴎友学園女子の8万1,000円(同7.7%)、サレジアン国際学園(現 星美学園)の6万8,000円(同7.5%)が続いた。

 一方、初年度納付金を値下げした学校は2校、据え置いた学校は144校。10年以上初年度納付金を据え置いている学校は42校あり、跡見学園は28年連続、和洋九段女子、文京学院大学女子、大妻中野は25年連続の据え置きとなった。

 初年度納付金がもっとも高い学校は、玉川学園中等部(IBクラス)の189万6,500円。ドルトン東京学園中等部の154万円、成蹊(国際学級)の149万6,000円、早稲田大学高等学院中学部の141万4,000円、慶應義塾中等部の141万円と続いている。もっとも低い学校は、八王子実践の54万8,000円、ついでサレジオの60万8,000円、愛国の71万5,000円、開智日本橋学園(LC・GLC・DLCクラス)の74万8,000円、北豊島の76万2,000円だった。

 2022年度都内私立中学校学費一覧は、「男子校」「女子校」「男女校」「特区事業認定校・特別支援学校」別に東京都Webサイトで公開している。
《奥山直美》

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