2023年卒就職人気企業ランキング、1・2位は2年連続

 リーディングマークは2022年5月31日に、「2023年卒就職人気企業ランキング」を発表した。総合商社、金融の人気は引き続き堅調。IT、コンサル、通信の人気にも拍車がかかる結果となった。また、学生が自身のキャリア形成をより意識して企業を選択している傾向もみられた。

教育・受験 大学生
23'卒就職人気ランキング1位~50位
  • 23'卒就職人気ランキング1位~50位
  • 23'卒就職人気ランキング51位~100位
  • 23'卒就職人気ランキング(東大)
  • 23'卒就職人気ランキング(京大)
  • 23'卒就職人気ランキング(慶應義塾)
  • 23'卒就職人気ランキング(早稲田)
  • 企業を選択する際に重視する項目について

 リーディングマークは2022年5月31日、「2023年卒就職人気企業ランキング」を発表した。総合商社、金融の人気は引き続き堅調。IT、コンサル、通信の人気にも拍車がかかる結果となった。また、学生が自身のキャリア形成をより意識して企業を選択している傾向もみられた。


 
「2023年卒就職人気企業ランキング」は、最上位大学12校(東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京工業大学、一橋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学)の卒業見込み者を対象に行ったWebアンケートを元に、上位100社をランキングにしたもの。調査は、リーディングマークが選出した約400社から、学生1人につき第一志望企業群(5社)を選定してもらう方法で行われた。調査期間は、2022年2月21日~2022年3月10日、2,146名の有効回答を得た。有効回答内訳は、文系58.5%、理系40.2%、その他1.3% / 男性73.7%、女性26.3%。

 調査結果によると、メガバンク等の金融機関や総合商社の人気は安定して高い。属性や地域を問わず、どの大学からも人気が高い「三菱商事」は2年連続で1位を獲得。通年化採用を始める等、積極的な採用を行っている「三井物産」も2年連続2位。また、昨年過去最高の6位になった「三井住友銀行」も引き続き順位を維持し、「三菱UFJ銀行」はTOP10入りを果たした。「日本政策投資銀行」も31位から16位にランクアップしていることから、近年さらに人気が高まっていることがうかがえる。

 IT/通信系企業も、前年に引き続き好調な人気を維持している。「楽天」(14位→12位)、「NTTデータ」(19位→13位)、「NTTドコモ」(68位→44位)、「KDDI」(64位→37位)を筆頭に、昨年ランキング外だった「ヤフー」(41位)もTOP100にランクイン。年々IT企業を志望する学生層が広がっている。

 すでに選考が進んでいるコンサルティングファームの人気も根強く、「野村総合研究所」は10位から5位に上昇。「アクセンチュア」(32位→19位)、「PwCコンサルティング」(48位→29位)等、何社もの企業が前年より順位を上げている。

 また、昨年は各校に傾向の違いが表れた大学別ランキングだが、今年は最上位校全体のランキングと似通った傾向となった。その中でも、戦略ファーム(ボストン コンサルティング グループ、マッキンゼー・アンド・カンパニー)が、東大生のランキングでTOP30にランクインする等、一部違いがみられた。

 このほか、リーディングマークは、企業を選択する際に重視する項目についての調査も行っており、企業の魅力要素として、「将来のキャリアへの良い関連性」をあげる学生が、昨年より大幅に増加したとしている。自身のキャリアを中長期的に考える学生が増えているため、「自分を高められるような仕事内容や社内のキャリアステップがあるか」「社外でも活かせる汎用的なスキルが身に付くのか」等の点が、今後も企業選びにおいて重要視されるだろうと分析している。

◆2022年卒就職人気企業ランキング TOP10
1位:三菱商事
2位:三井物産
3位:伊藤忠商事
4位:住友商事
5位:野村総合研究所
6位:三井住友銀行
7位:丸紅
8位:三菱UFJ銀行
9位:三菱地所
10位:旭化成


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《河本麻由》

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