中3受験生の保護者「足を引っ張っている」4割…小言など

 明光ネットワークジャパンは2023年12月21日、受験を控える中学3年生の子供を持つ保護者を対象に「中3受験生への保護者のサポートに関する実態調査」を公開した。保護者が受験生にストレスを与えているセリフは「勉強しなさい」だという。

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中3受験生への保護者のサポートに関する実態調査
  • 中3受験生への保護者のサポートに関する実態調査
  • 「受験生をサポートするにあたり、足を引っ張っていると感じることはあるかどうか?」について
  • 受験生の足を引っ張っていると感じる時は?
  • 受験サポートでどのようなストレスを感じているか
  • 受験生にストレスを与えたことがある(あると思う)セリフ

 明光ネットワークジャパンは2023年12月21日、受験を控える中学3年生の子供を持つ保護者を対象に「中3受験生への保護者のサポートに関する実態調査」を公開した。保護者が受験生にストレスを与えているセリフは「勉強しなさい」だという。

 「中3受験生への保護者のサポートに関する実態調査」は、2023年11月30日から12月5日にかけて、受験を控える中学生3年生の子供を持つ全国の保護者880名を対象に、インターネットで実施。

 「受験生の子供のサポートで、足を引っ張っていると感じることはあるか」について、「ある」と回答した人が8.4%、「時々ある」が34.8%で、計43.2%が「ある」と回答した。一方で「ない」と回答した人は、56.8%だった。

 「受験生の子供の足を引っ張っていると感じるのはどのような時か」については、もっとも多かったのは「小言を言った時」で53.2%、ついで「子供と口喧嘩などのトラブルになったとき」が35.8%、「効果的なアドバイスができなかったとき」が32.9%となった。そのほかの意見では、「夫婦喧嘩」「経済・金銭面」などが見受けられた。

 「子供の受験サポートでどのようなストレスを感じるか」については、「子供の勉強に対する姿勢」が34.0%ともっとも多く、「子供の成績」が33.2%、「受験に対する不安」が31.0%と続いた。保護者は子供の成績よりも、勉強に対する姿勢に対してストレスを感じていることが多い結果となった。

 「受験生にストレスを与えたことがある(あると思う)セリフ」については、「勉強しなさい」が23.0%で、ついで「頑張れ」が11.6%、「〇〇(苦手な教科)は大丈夫?」が9.9%となった。

 明光義塾の岡本拓馬教室長は「受験生の保護者にとって秋から冬の時期は、不安がでてくる時期だが、挑戦することを認めるような声かけができると、子供の励みになる。また、将来の目標が定まると、勉強することに意味が見いだせることもある。まだ目標が定まっていない子供には『将来の目標の選択肢を広げることに役立つ』と伝え、目標に向かって計画を立てて物事を進めていくことが大切」とコメントしている。

《宮内みりる》

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