【高校受験2025】鹿児島県公立高入試…自己推薦を導入

 鹿児島県教育委員会は、2025年度(令和7年度)鹿児島県公立高等学校入学者選抜より、中学校長の推薦が不要な「自己推薦」を導入する。新制度の推薦入試では、「従来どおりの学校推薦」「自己推薦」「学校推薦と自己推薦の両方」の3つから、各高校が方式を選択することになる。

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令和7年度鹿児島県公立高校入学者選抜における推薦入試の変更点
  • 令和7年度鹿児島県公立高校入学者選抜における推薦入試の変更点
  • 令和7年度鹿児島県公立高等学校入学者選抜日程(第一次入学者選抜)

 鹿児島県教育委員会は、2025年度(令和7年度)鹿児島県公立高等学校入学者選抜より、中学校長の推薦が不要な「自己推薦」を導入する。新制度の推薦入試では、「従来どおりの学校推薦」「自己推薦」「学校推薦と自己推薦の両方」の3つから、各高校が方式を選択することになる。

 2025年度鹿児島県公立高等学校入学者選抜から、推薦入試において自己推薦による出願が可能となる。自己推薦による出願では、中学校長の推薦を必要とすることなく、自らの意思で出願できる。ただし、自己推薦の場合も中学校を通して出願する。

 2025年度推薦入試からは、各高校が「従来どおりの学校推薦」「自己推薦」「学校推薦と自己推薦の両方」の3つから選択する。各高校の方針は、6月初旬ごろに決定予定。

 推薦入試の募集定員は、現行どおり、原則として普通科10%以内、専門学科30%以内。普通科における学区外受検一定枠数も現行どおり。合否判定の資料は、調査書、推薦書(志望理由書)、面接(プレゼンテーションなど)。このほか、各高校の判断により、作文、小論文、実技、適性検査などを実施する。

 鹿児島県教育委員会Webサイトでは、中学校・保護者向けに自己推薦の概要を説明する資料、自己推薦による出願に関するQ&Aを公開。2025年度推薦入試の変更点や特徴をわかりやすく解説している。

 たとえばQ&Aでは、学校長推薦を必要としない自己推薦のメリットについて「自己の特徴や長所を最大限生かせると考える高校への、より積極的な出願ができる」と説明している。

 2025年度鹿児島県公立高等学校入学者選抜のうち、第一次入学者選抜における推薦入学者選抜、帰国生徒等特別入学者選抜、連携型中高一貫教育校入学者選抜は、2025年2月4日に面接、作文などを実施。一般入学者選抜の学力検査は3月5日と6日。追加の選抜は3月11日、合格者発表は3月13日に行う。

《奥山直美》

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