TOEIC L&R公開テスト、平均スコアは4点増の612点

 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2024年6月28日、2023年度の受験者数や平均スコアをまとめた「TOEIC Program DATA&ANALYSIS 2024」を発表した。L&R公開テストの平均スコアは612点で、前年度より4点上昇した。

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TOEIC Listening&Reading Test(TOEIC L&R)
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 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2024年6月28日、2023年度の受験者数や平均スコアをまとめた「TOEIC Program DATA&ANALYSIS 2024」を発表した。L&R公開テストの平均スコアは612点で、前年度より4点上昇した。

 「TOEIC Program DATA&ANALYSIS 2024」は、聞く・読む力を測る「TOEIC Listening&Reading Test(TOEIC L&R)」、話す・書く力を測る「TOEIC Speaking&Writing Tests(TOEIC S&W)」などの受験者データをまとめたもの。

 2023年度のTOEIC L&Rの平均スコアは、協会が定めた日時・場所で受験する「公開テスト」612点(前年度比4点増)、企業・団体・学校などで任意に日時・場所を設定して受験する「IPテスト(団体特別受験制度)」492点(前年度比1点減)。受験者数は、公開テストが前年度比3万8,132人減の74万6,178人、IPテストが前年度比1万6,111人増の101万7,037人。

 教育機関で実施されたIPテストの平均スコアを所属学校別にみると、「小学校」379点、「中学校」475点、「高校」434点、「専門学校」462点、「高専」385点、「短大」394点、「大学」471点、「大学院」565点。高校や大学などの学年別では、学年があがるほどスコアは高い傾向にあった。

 大学の専攻別にみると、「語学・文学系(英語専攻)」528点、「国際関係学系」519点、「医・薬学系」491点、「語学・文学系(英語専攻以外)」483点、「社会学系」476点、「商学・経済・経営系」「法学系」が472点、「情報科学系」462点、「理・工・農学系」454点、「教育・教養系」448点の順に高かった。

 2023年度のTOEIC S&W平均スコアは、公開テストがスピーキング129.6点、ライティング143.3点、IPテストがスピーキング109.2点、ライティング122.7点。受験者数は、公開テストのスピーキングが前年度比954人増の1万1,348人、ライティングが前年度比835人増の8,633人。IPテストのスピーキングが、前年度比2,664人減の2万3,350人、ライティングが前年度比2,761人減の1万4,761人。

 「TOEIC Program DATA&ANALYSIS 2024」は、IIBCのWebサイトで公開。英語学習の初級者から中級者を対象とした「TOEIC Bridge Tests」の受験者データなども掲載している。

《奥山直美》

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