6月の内定率3年ぶりに6割超え…就職先決定には短縮化の影響も

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6月1日現在の内定の状況
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  • 内定率の推移
  • 就職決定企業に決めた理由
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 就職情報会社のディスコは6月21日、2013年3月卒業予定の大学生モニターを対象に、6月上旬に行った就職活動に関する調査の結果を発表した。

 調査は、同社の提供する就職情報サービス「日経就職ナビ 2013」のモニター会員(大学4年生、理系は修士2年生を含む)2,000人を対象に、6月1日〜7日にインターネットアンケートを実施。1,186人の回答を得た。

 6月1日現在での内定率(内々定を含む)は、先月より16.5ポイント増の62.3%となった。6月調査での内定率は昨年が53.4%、一昨年が59.7%となっており、6割を超えたのは2009年以来3年ぶりのこととなる。

 学校別にみた内定率は、国公立大は67.8%、私立大は57.9%。文理・男女別では、文系男子が63.9%、理系男子が64.9%、文系女子が58.9%、理系女子が58.5%となっている。

 すでに就職先を決めた学生に、その“決め手”となった理由を選択肢の中から選んでもらった設問では、トップは「仕事内容が魅力的」の31.4%、次いで「社会貢献度が高い」の28.9%、「職場の雰囲気が良い」の28.7%が上位3項目となった。これら3項目は昨年の調査でもトップ3だったが、いずれもその割合は下がっている。

 一方、4位の「将来性がある」(25.8%)は前年比9.4ポイント増、5位の「有名企業である」(24.3%)は7.9ポイント増、6位の「大企業である」(22.5%)は6.4ポイント増となった。こうした他企業との比較がしやすい項目がポイント数を伸ばし、仕事内容や職場の雰囲気など、ある程度時間をかけなければ判断材料を得られない項目がポイント数を下げる結果になり、その背景には、倫理憲章の改訂にともなう就職活動の短期間化が影響していると同社では分析している。

 さらに就職先を決めるに至った背景について訊ねた設問では、「早い時期に内定を出してくれ、自分を高く評価してくれたと感じたため」(あてはまる・56.1%、ややあてはまる・26.7%)や、「早く就職先を決めて、自分自身が安心したかった」(あてはまる・40.4%、ややあてはまる・33.5%)といった項目が目立った。

 なお同社では、今回の調査結果と同時に、モニター学生から募集した「就活川柳」の一例を発表している。「夜行バス 周りを見れば 就活生」や、「ご健闘 祈るというなら 採ってくれ」など、就職活動中の学生の苦労の様子がうかがえる作品が紹介されている。
《田崎 恭子》

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