ゲーム形式の学習ソフトに8割超が賛成…保護者の理解進む

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よく遊んでいる(いた)ゲーム
  • よく遊んでいる(いた)ゲーム
  • 子どもがゲームをする際の家庭内ルール
  • 子どもの通う学校でゲーム要素を取り入れた取組みが実施されるとしたら、賛成か反対か
 東京工芸大学は8月27日、「親と子のゲームに関する調査」結果を発表した。学習プロセスにゲームの要素を取り入れることについて、ゲームに親しむ保護者の賛成派が多く、「パズル・クイズ形式の学習ソフト」は8割超が賛成していることが明らかになった。

 同調査は、2012年7月11日~7月17日の7日間、小中学生の子どもがいる、30歳から49歳の大人ゲーマーを対象に携帯電話によるインターネットリサーチを実施し、1,000名の回答を得た。ここでは、子どもの頃にコンピュータゲームで遊んだ経験があり、現在もコンピュータゲームで遊ぶことがある人を「大人ゲーマー」と定義している。

 子どもの頃からゲームに慣れ親しんでいる大人とその子どものゲーム実態を調査することで、昔と今のゲームプレイ傾向の違いや今後のゲーム産業の展望を探ることを目的に調査したという。

 大人が昔よく遊んでいたゲームは、「家庭用ゲーム機」(86.7%)がもっとも多く、次いで「ゲームセンター」(62.2%)が多かった。一方、子どもがよく遊ぶゲームは、「家庭用ゲーム機」(70.9%)よりも「携帯型ゲーム機」(83.7%)が多くなっている。

 子どもがゲームをする際の家庭内ルールを昔と現在で比較すると、「特にルールはない」は昔の子どもで33.2%、現在の子どもで11.9%となり、現在の子どもの方が家庭内ルールを設けられていることがわかった。現在の子どもは「利用時間の制限がある」が6割(昔:49.0%、現在:65.5%)を超え、「利用金額の制限がある」(昔:6.7%、現在:10.8%)や「やってはいけないゲームがある」 (昔:2.3%、現在11.6%)など、金額や内容に関するルールが設定されている割合も昔より高く、それぞれ1割程度となった。

 子どもの通う学校の教育にゲーム要素を取り入れた取込みが実施されるとしたら賛成か反対かを質問したところ、ゲームソフトやハードを利用した取り込みは賛成派が多く、「パズル・クイズ形式の学習ソフト」では賛成が83.5%、「ゲーム機やタッチパネル端末を使った授業」は76.5%となった。 また、「学習時間・状況のレベル制度」で賛成が57.2%、「学習レベルをランキング」は52.9%と、学習プロセスにゲームの要素を取り入れることに対しても、保護者の理解が進んでいることが明らかになった。

 同大学芸術学部ゲーム学科では、芸術系・理数系の両面でゲームを基礎から学べる教育カリキュラムを用意し、ゲーム業界に携わる人材の教育・育成を実施している。パックマン開発者である同大学の岩谷徹教授は今回の調査結果について、「ゲームや遊びの要素が社会にどんどん浸透していき、ゲームの持つ『興味を持続させるチカラ』が教育分野を含めて様々な分野に応用されていくものと考えます。」とコメントしている。
《工藤めぐみ》

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