【高校受験2014】北海道公立高校入試<英語>講評…リスニング配点増

 北海道立高等学校入学者選抜学力検査が、3月5日(水)に実施された。最終出願状況によると、全日制普通科は札幌市内が1.3倍、石狩学区が1.1倍、上川学区が1.0倍などとなった。

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 北海道立高等学校入学者選抜学力検査が、3月5日(水)に実施された。最終出願状況によると、全日制普通科は札幌市内が1.3倍、石狩学区が1.1倍、上川学区が1.0倍などとなった。

 進学会グループの北大学力増進会の協力を得て、学力検査の「英語」の講評を速報する。この他の問題についても同様に掲載する。

◆<英語>講評(北大学力増進会 提供)

 大問4題の出題で、大問一が「リスニング問題」の出題は例年通り。二以降は昨年大きく変わったが、今年もそれを踏襲した出題形式。

 「裁量問題」は長文問題が中心で、二と「裁量問題」の四がそれぞれA・Bの二つの問題に分かれている。一方、「標準問題」は、二が小問集合形式で、三・四(裁量の二・三と共通)が長文問題になっている。

 配点の特徴では、「リスニング問題」の配点が15点で2点増えた。(昨年は13点)。全体の4分の1に達することになる。「英作文」の配点は、「裁量問題」で昨年23点に対して、今年は21点でほぼ同じ。「標準問題」も昨年14点に対して、今年は12点でほぼ同じだった。

 難易度は、昨年の出題形式変更が踏襲され、ほぼ昨年並み。ただ、「裁量問題」の記号選択形式の問題が5問増え33問になったが(昨年は27問)、いろいろな資料や表を見て解答を考える難しさもあり、この出来不出来で「裁量問題」の平均点がやや変動する可能性もある。

 「リスニング問題」の配点が高くなったことで、英語の読み書きだけでなく、英語の聞き取り内容を理解する力が今まで以上に求められる。また、ネイティブの英語を聞いて内容を理解し問題を解く、というトレーニングも定期的に行う必要があるだろう。長文読解は、とにかく語彙力が必要なので、英語の文章をたくさん読んで大意を理解すること。英作文は、基本的な文や重要構文を使って自分の生活に根ざした内容の英文を書けるよう、学習しておきたい。

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 英語(PDF) : 問題 解答 リスニング (北海道教育委員会 提供)

 このレポートは2014年3月6日(入試翌日)に速報として北大学力増進会により作成されたもの。
《工藤めぐみ》

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