小児科の最多は東京、最少は茨城…人口10万対医師数

 厚生労働省は12月17日、平成26年医師・歯科医師・薬剤師調査の結果を発表した。人口10万人あたりの医師数を都道府県別にみると、小児科は東京都がもっとも多く、茨城県がもっとも少ないことが明らかになった。

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都道府県別にみた医療施設に従事する人口10万対医師数
  • 都道府県別にみた医療施設に従事する人口10万対医師数
  • 都道府県別にみた医療施設に従事する人口10万対医師数(小児科・小児科専門医)
  • 都道府県別にみた医療施設に従事する人口10万対医師数(産婦人科・産科・産婦人科専門医)
 厚生労働省は12月17日、平成26年医師・歯科医師・薬剤師調査の結果を発表した。人口10万人あたりの医師数を都道府県別にみると、小児科は東京都がもっとも多く、茨城県がもっとも少ないことが明らかになった。

 医師・歯科医師・薬剤師調査は、医師・歯科医師・薬剤師の性、年齢、業務の種別、従事場所、診療科名(薬剤師を除く)などによる分布を明らかにし、厚生労働行政の基礎資料を得ることを目的に、2年ごとに実施している。調査の期日は平成26年12月31日現在。

 前回調査(平成24年)と比べ、届出数は医師数が2.6%増、歯科医師数が1.4%増、薬剤師数が2.9%増といずれも増加。医師の診療科別にみると、小児科は2.6%、産婦人科・産科は2.0%増加した。

 人口10万人あたりの医師数は233.6人で、前回調査と比べ7.1人増加した。都道府県別にみると、もっとも多いのは「京都府」307.9人、ついで「東京都」304.5人、「徳島県」303.3人。一方、もっとも少ないのは「埼玉県」152.8人、ついで「茨城県」169.6人、「千葉県」182.9人。

 主たる診療科が小児科の医師数を都道府県別にみると、最多は「東京都」153.4人、最少は「茨城県」75.3人。専門性資格の小児科専門医は、最多が「鳥取県」132.0人、最少が「茨城県」47.6人。

 主たる診療科が産婦人科・産科の医師数を都道府県別にみると、最多は「長崎県」57.0人、最少が「埼玉県」28.4人。専門性資格の産婦人科専門医は、最多が「鳥取県」57.1人、最少が「埼玉県」26.8人であった。
《工藤めぐみ》

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