ベネッセ、スカウト型就活サービス「DODAキャンパス」登録受付開始

 ベネッセi-キャリアは7月5日、就職活動を支える成長支援型のダイレクトリクルーティングサービスのプラットフォーム「DODAキャンパス」を立ち上げた。9月の本格稼働に先駆け、7月5日から学生の先行登録を開始。2017年度中に約8万人の会員登録を目指す。

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 ベネッセi-キャリアは7月5日、就職活動を支える成長支援型のダイレクトリクルーティングサービスのプラットフォーム「DODAキャンパス」を立ち上げた。9月の本格稼働に先駆け、7月5日から学生の先行登録を開始。2017年度中に約8万人の会員登録を目指す。

 ベネッセi-キャリアは、ベネッセホールディングスとパーソルキャリア(旧インテリジェンス)の合弁会社。大学生・社会人を対象に総合的な人材育成事業を行っている。

 「DODAキャンパス」は、学生自身の成長努力や個性の可視化を通じ、企業から採用などのオファーを受けることができる「成長支援型のダイレクトリクルーティングサービス」。学生と企業のマッチングサービスを実現する国内最大規模のプラットフォームだ。

 「あなたの努力に、オファーが届く」のコピーを掲げ、「働くを知る」「経験を積む」「オファーを受ける」の3つで構成。イメージモデルには女優の芳根京子を起用した。ベネッセの高校生向けWebサービスや留学支援サービスとも連携するほか、国内トップ大学のキャリアポートフォリオとも順次接続を予定している。

 学生は、「キャリアノート(マイページ)」に授業や部活、留学、アルバイトなど、学生生活での学びや経験を記録。思考力・適性アセスメント(GPS)を活用することで、自分の長所や短所の発見・自己分析ができるほか、結果などを記録・蓄積して自己成長の履歴も確認できる。

 企業からオファーされる長期有給インターンシップやオンライン講座を通して、働く経験や学びを重ねることも可能。希望する学生には、就活期に「DODA新卒エージェント」の専任キャリアアドバイザーによる就活サポートも行われる。

 一方、企業はキャリアノートを通じて、学歴や資格だけでなく、経験やスキル、思考力など、短い面接だけではなかなか見出せない学生の本質的な魅力や人柄を確認し、採用時期にオファーすることができる。

 「DODAキャンパス」では、9月の本格稼働に先駆け、7月5日から学生の先行登録を開始。2017年度中に4学年合計約8万人の会員登録を目標にプロモーションを展開していく。契約企業は、パナソニック、ヤフー、日産自動車、関西電力など、すでに3,300社にのぼり、2017年度中に4,000社を目指す予定だという。

 利用は基本無料で、将来のキャリアに向けて準備したいと考える学生なら誰でも利用可能。ベネッセi-キャリアでは、学生は短い就職活動期間と限られた情報で志望先を決めなければならず、自分のやりたいことや就職したい企業をじっくり探す時間は限られ、入社後に企業と学生の間でミスマッチが起こることも少なくないと指摘。「DODAキャンパス」を通して、「学ぶ」と「働く」をつなぎ、就職活動にかかわる学生・企業双方の問題解決を目指していくとしている。
《奥山直美》

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