4人家族の幸せ、必要なのは「年収882.5万円」会話時間は?

 首都圏で4人家族が幸せに暮らすために必要な年収は平均882.5万円、子どもとの会話時間は平均68.7分、夫婦の会話時間の平均は53.8分であることが、不動産情報サービスのアットホームの調査により明らかになった。

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4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思う自宅の間取り
  • 4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思う自宅の間取り
  • 4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思う家の広さ
  • 4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思うリビングの広さ
  • 4人家族が幸せに暮らせる思う自宅から最寄り駅までの距離
  • 4人家族が幸せに暮らせる思う通勤時間
  • 4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思う世帯年収
  • 4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思う1日の子どもとの会話時間
  • 4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思う1日の夫婦の会話時間
 首都圏で4人家族が幸せに暮らすために必要な年収は平均882.5万円、子どもとの会話時間は平均68.7分、夫婦の会話時間の平均は53.8分であることが、不動産情報サービスのアットホームの調査により明らかになった。

 「4人家族が幸せに暮らすために必要な住まいの条件調査」は、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に住む、10代の子ども2名と夫婦の計4名で同居をしている30代~50代の既婚男女628名を対象に実施した。調査期間は7月18日~20日。

 4人家族が幸せに暮らすために最低限必要だと思う自宅の間取りは、「4LDK」40.8%がもっとも多く、ついで「3LDK」33.6%。必要だと思う家の広さは平均89.0平方メートル、必要だと思うリビングの広さは平均12.2畳であった。

 自宅から最寄り駅までの距離は、「徒歩15分以上20分未満」29.9%、「徒歩10分以上15分未満」23.7%、「20分以上25分未満」20.7%の順で、平均18.4分だった。また、通勤時間は「60分以上80分未満」が43.8%ともっとも多く、平均57.1分。男女別では男性平均63.5分、女性平均50.7分と男女で差が見られた。

 少なくとも必要な年収は、「800万円台」19.8%がもっとも多く、「1,000万円台」16.9%、「1,200万円台」「600万円台」それぞれ13.2%、「500万円台」12.4%、「700万円台」12.0%と続いた。平均で882.5万円、男性平均929.1万円、女性平均836.0万円であった。現在の年収は平均829.6万円であることから、収入が足りていないと感じている人が多いことがうかがえる。

 最低限必要だと思う1日の子どもとの会話時間は平均68.7分、夫婦の会話時間は平均53.8分、自分の時間は平均140.8分であった。男女別に見ると、子どもとの会話時間、夫婦の会話時間、自分の時間とも男性よりも女性のほうが長いことがわかった。

 家族で食事をする回数は、1週間のうち「2日」24.8%、「5日」22.3%の順に多く、平均3.6日。最低限必要だと思う夕飯のおかずの数は、「3品」47.4%がもっとも多く、平均2.9品という結果だった。

 父親がやるべき家事は、1位「ゴミ出し」、2位「自分の食後の食器を流しに運ぶ」。母親は全体的に数値が高いものの、1位の「料理をする」は85.4%と圧倒的に多く、2位「食材の買い物」73.4%。子どもは1位「自分の食後の食器を流しに運ぶ」67.2%、2位「自分の部屋の掃除をする」62.9%だった。

 家族が幸せに暮らすために絶対必要なもの1位は「食物」94.1%、2位「住居」93.3%、3位「お金」90.8%、4位「健康」87.3%、5位「衣服」85.7%など。どんな住まいであっても愛さえあれば幸せに暮らせると思うという人は33.0%で、生活の基盤である住居には、自分の望む条件がないと幸せに暮らすことができないと考える人が多いことがわかった。
《外岡紘代》

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