スポーツの行動者率、10-14歳の1位は「水泳」…15歳以上は?

 「体育の日(10月9日)」にちなんで総務省は10月8日、スポーツの状況にかかわる統計を発表した。活動している人の割合がもっとも高いスポーツは、10~14歳で「水泳」、15歳以上は「ウォーキング・軽い体操」であった。

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「スポーツ」の種類別行動者率(平成23年、28年)
  • 「スポーツ」の種類別行動者率(平成23年、28年)
  •  「スポーツ」の種類・年齢階級別行動者率(上位10種類、平成28年)
  •  「スポーツ」の種類・都道府県別行動者率(上位10都道府県、平成28年)
  • 「スポーツ」の種類・都道府県別行動者率(平成28年)
  • 「スポーツ観覧」の都道府県別行動者率の推移(上位10都道府県、平成13~28年)
  •  「スポーツ観覧」の都道府県別行動者率(平成28年)
  • 「スポーツ観覧」の男女別行動者率の推移(全国・広島県)(平成13~28年)
 「体育の日(10月9日)」にちなんで総務省は10月8日、スポーツの状況にかかわる統計を発表した。活動している人の割合がもっとも高いスポーツは、10~14歳で「水泳」、15歳以上は「ウォーキング・軽い体操」であった。

 7月に公表した「平成28年社会生活基本調査生活行動に関する結果」から、わが国のスポーツの状況について取りまとめた。なお、スポーツには職業スポーツ選手が仕事として行うものや児童・生徒・学生が体育の授業で行うものは除き、クラブ活動や部活動を含めた。

 過去1年間にスポーツを行った10歳以上の人は7,797万7,000人で、10歳以上人口に占める割合は68.8%。過去1年間にスポーツ活動を行った人の割合を示す行動者率をスポーツの種類別にみると、「ウォーキング・軽い体操」がもっとも高く、ついで「器具を使ったトレーニング」であった。

 平成23年の調査結果と比べると、「ウォーキング・軽い体操」「器具を使ったトレーニング」「ジョギング・マラソン」「卓球」「バドミントン」などで行動者率が上昇している。

 スポーツの行動者率を年齢階級別にみると、10~14歳では「水泳」の行動者率が44.3%と半数近くにのぼり、圧倒的に高かった。2位は「ジョギング・マラソン」29.5%、3位は「ボウリング」27.3%、4位は「サッカー」と「ウォーキング・軽い体操」26.4%、6位は「バドミントン」26.1%、7位は「野球」24.0%、8位は「卓球」23.3%、9位は「バスケットボール」23.2%、10位は「つり」17.1%。

 一方、15~19歳になると、成人と同様に「ウォーキング・軽い体操」が1位に浮上。2位の「ジョギング・マラソン」、3位の「ボウリング」は10~14歳の結果と同じだが、5位には「器具を使ったトレーニング」が入っている。

 都道府県別では、「登山・ハイキング」は東京圏や大阪圏、「スキー・スノーボード」は北海道や東日本、「つり」は中国地方や九州地方などの西日本で行動者率が高くなっている。

 趣味・娯楽における「スポーツ観戦」(テレビなどによるものは除く)の行動者率は、「広島県」が32.9%とほかより突出して高く、「宮城県」26.4%、「福岡県」26.1%と続いている。広島県では、「スポーツ観戦」の行動者率が平成13年より10ポイント以上増え、特に女性の上昇幅が大きくなっている。
《奥山直美》

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