都教委、小学校算数と中学校数・英の習熟度別指導ガイドライン

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  • 「東京方式 習熟度別指導ガイドライン」および「少人数・習熟度別指導ガイドライン」
 東京都教育委員会は10月18日、「東京方式 習熟度別指導ガイドライン」および「少人数・習熟度別指導ガイドライン」をWebサイトに掲載した。小学校算数、中学校数学・英語について、習熟度指導にあたっての方法や具体的な目標などをまとめている。

 習熟度ガイドラインとは、小学校算数科・中学校数学科・英語科において、各学校が効果的な習熟度別指導、少人数・習熟度別指導を実施するために、習熟の程度に応じた学習指導に関わる指導方法・指導体制や校内での推進体制などをまとめたもの。平成29年度の教育庁主要施策の中でも、ガイドラインに基づいた効果的な習熟度別指導および少人数・習熟度別指導を推進し、児童・生徒の学力向上を図ると位置付けている。

 小学校算数の「東京方式 習熟度別指導ガイドライン」によると、東京都教育委員会では特に算数・数学に限り、知識・理解や技能の学習内容に焦点化して、すべての子どもたちが基本からスタートし、スモールステップで完全習得を目指す習熟度別指導を実施。指導を実施するにあたっての必須事項とともに、具体的な目標(達成水準)として、小学校卒業までに「東京ベーシック・ドリル」を全員がクリアすること、小学校卒業までに都の学力向上を図るための調査(小5)の目標値を全員がクリアすることを掲げている。

 中学校数学のガイドラインにおいても、具体的な目標(達成水準)として、中学校卒業までに都の学力向上を図るための調査(中2)の目標値を全員がクリアすることを設定。習熟度別指導を効果的なものとするための留意点では、学習集団ごとに取り扱う内容および生徒の指導上の課題を踏まえた集団編成、通常の授業の中で前学年までの内容に立ち戻る指導の実施などをあげている。

 中学校英語の「少人数・習熟度別指導ガイドライン」では、生徒数25人以下の編成による少人数指導の推進を提言。生徒ひとりひとりの発話量を増やし、実際に英語を使用してコミュニケーションを図る活動を充実させるなどして、英語が「使える」中学校卒業を目指す。各学年で具体的な目標(達成水準)を設定しており、3年生では食べ物や行事・見所などの「地域紹介」「日本文化紹介」ができるようになることが目標。

 また、学習集団が中学校3年間で固定化することがないよう、集団の展開例を紹介している。習熟度が早く、さらに学習を進めていきたい生徒に関しては、「発展的な学習」による指導を行うよう明記。高い英語力だけでなく、相手の意図や考えを的確に理解すること、自らの意見を論理的に主張できる優れたコミュニケーション能力を育成していく。

 それぞれのガイドラインには実施状況チェックリストが記載。指導方法・指導体制などに関する事項など、各事項における必須事項と確認事項がまとめられている。

 各ガイドラインは東京都教育委員会Webサイトの「東京都教育委員会の重要な政策情報―子供の学力向上」から閲覧できる。
《黄金崎綾乃》

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