親子でニッコリ、収納ボックス「だけ」の片付け術

 捨てるか捨てないかを判断しない収納術を実践。親も子も、もめることなくお部屋スッキリでにっこり?!

生活・健康 保護者
今回の主役「NEOS 収納ボックスL」。白と黒の2色。外寸法:W408・D330・H265mmです。
  • 今回の主役「NEOS 収納ボックスL」。白と黒の2色。外寸法:W408・D330・H265mmです。
  • 片付ける前の、お見せするのが恥ずかしいほどの状態。
  • 3つの収納ボックスにスッキリ収まりました。
  • 箱の中身はこんな感じです。今回、明らかなごみが多かったこともあり、意外とスッキリしています。
  • 今回使ったのは、右のLサイズ。フタなしタイプのMサイズもあります。
  • 仕切り板も付属しているので、入れるものに合わせて、2部屋、4部屋に分割可能。
  • フタを開けたイメージです。
  • いつか、こんな風にクールな収納を目指したいものです。
 散らかった部屋の収納術について考え、実践してみました。

 本やネットには、たくさんの収納術・整理術が紹介されています。読んで見ると、すごく納得感があります。キレイに片付きそうなイメージもわきます。やってみたいとも思います。しかし、なかなか実践にはいたりません。

 そんな風に、部屋の整理整とんを怠っていると、日に日に部屋は散らかっていき、見て見ぬフリをしたくなるスペースが増えていきます。そんなある日、突然、ついに散らかったスペースを片付ける決意をしました。しかし、これまで、なかなか片づけができなかった我が家なので、難しい整理術を実践できるとは思えません。できるだけ簡単に、できるだけ早くスッキリ感を得られる収納術を考えてみました。以下、その方法です。

1.大きめの箱を用意する。
2.散らかっていたモノをすべて箱に入れていく。
3.2のとき、「見えるところに置いておきたいモノ」だけは箱に入れずに、横にどけておく。
4.箱に入れ終わったら、モノが散らかっていたスペースに箱を並べる。
5.「見えるところに置いておきたいモノ」の置き場所を決める。

 この方法ならできると思えたのですが、それはあることをしないと決めた方法だったからです。

 しないと決めたこととは、「必要か不要か、あるいは、捨てるか捨てないかの判断」です。この判断を始めると、いっきにスッキリ感が遠のきます。いつか使うかも知れないとか、捨てるのはもったいないとかいろいろ悩み始めてしまうからです。そういうことを考えないように、ひたすら箱につめていくことをルールにしました。今後、使うかどうか、大切かどうかという判断は、完全に先送りし、ひたすら目の前のスッキリ感を求めていきます。箱にモノを入れていくと、目に見えるモノはどんどん減っていき、あっという間に、散らかっていたスペースがスッキリしていきます。

 しかし、スッキリ感の満足度を高めるために、ひとつだけ分類を設けました。それは3の「見えるところに置いておきたいモノ」です。私の求めるスッキリ感は、見えるものが少ない状態なのですが、本当に好きなものの中には、見えるところに置いておきたいものがあります。そういうものは、やっぱり見えるところに置こうと思います。

 どんなものを見えるところに置いておきたいかというのは、人それぞれだと思います。アクセサリーだったり、本だったり、フィギュアだったり。そういう見ていたいモノは隠さず、後でふさわしい飾り場所を見つけてあげましょう。

 次ページはいよいよ実践です。

 今回、実践したのは、もっとも、散らかっていた娘の部屋のおもちゃコーナー。二人で片付けてみました。普段、娘に部屋を片付けるように言うと、必ず険悪な雰囲気になるのですが、このときは、できるだけ早く片付けるという共通の目標に向かって、仲良くがんばることができました。そしてこのとき、「捨てる捨てないを判断しない」というルールが効果を発揮しました。普段、険悪な雰囲気になる主な理由は、捨てる捨てないの意見の相違でしたので、そこを回避できると、もめることなくスムーズに作業がすすみました。

 明らかなゴミだけは捨てました。彼女の見えるところに置いておきたいものは本だけでしたので、それらは本棚に戻しました。結果、散らかっていたおもちゃ類は、箱3個に収まりました。所要時間は1時間弱。私は、スッキリした景色に満足し、娘は踊ったり寝転んだりできるスペースができたことに満足していました。

 最後に、今回は、ハード面でも工夫しました。それは、収納する箱をオフィス用の収納ボックスにしたことです。今回使ったのは、「NEOS収納ボックスL」です。元々が、紙をファイリングするためのシリーズなので、箱の外面には中身を分類する用に、ラベルを貼ったり、番号を書いたりするスペースや線があります。一般的に家庭の収納ボックスというと、印刷のないものが多いと思うのですが、線や文字が入っているほうが、インテリアとして、引き締まって見えるような気がします。

 他にも、このボックスを選んだ理由がいくつかあります。

<蓋付きであること>
 頻繁に使わないものはホコリをかぶりがちです。蓋付きのボックスに入れて、ホコリを防ぎたいと思います。ホコリ対策では、引き出し式のものもありますが、引き残しにイラっとすることがあるので避けました。

<紙製であること>
 同程度のサイズで比べたら、木製や樹脂製よりも軽くて、安い気がしました。耐久性や耐水性では劣るかもしれませんが、キッチンや屋外で使うわけではないので十分だと思います。

<黒いところ>
 こういう蓋つきの大きな紙の箱は、白が一般的な気がします。このシリーズにも白はあるのですが、狭い部屋なので、黒の方が少しでも小さく見えるのではないかと期待して。また、白に比べて、黒はホコリが目立ちやすいかもしれませんが、汚れは目立ちにくいというほうに期待しました。

 見えるモノを少なくするので、入れ物となった箱の存在感はかなり大きくなります。好きな箱をしっかり選びましょう。

 いかがでしたでしょうか、収納ボックスだけでカンタン・スッキリ収納術。


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