【夏休み2018】読書感想文、母親が手伝うこと1位は「本選び」

 夏休みの宿題の定番ともいえる「読書感想文」。子どもの読書感想文で母親が手伝うことの1位は「本選び」であることが、楽天ブックスが全国の小学生の子どもを持つ母親1,000人を対象に実施した「小学生の夏休みの読書感想文に関する調査」により明らかになった。

教育・受験 小学生
読書感想文が課される割合(学年別)
  • 読書感想文が課される割合(学年別)
  • 課される読書感想文の種類
  • 読書感想文で手伝うこと、手伝う予定のこと
  • 読書感想文の本を選ぶ際、参考にする情報
  • 読書感想文の本を選ぶ際、参考にする情報(インターネットについて)
  • 子どもに本を読んでほしいと思うか
  • 読書を通じて子どもの成長に期待すること
 夏休みの宿題の定番ともいえる「読書感想文」。子どもの読書感想文で母親が手伝うことの1位は「本選び」であることが、楽天ブックスが全国の小学生の子どもを持つ母親1,000人を対象に実施した「小学生の夏休みの読書感想文に関する調査」により明らかになった。

 「小学生の夏休みの読書感想文に関する調査」は、楽天が運営するオンライン書店「楽天ブックス」が小学生の子どもを持つ25歳から59歳の母親1,000人を対象にインターネット調査で実施したもの。調査日は2018年7月12日。

 夏休みの宿題として読書感想文が課される割合は、小学1年生で41.1%、小学3年生で61.2%、小学6年生で73.4%と、学年が上がるにつれ増加する傾向にあった。読書感想文が宿題として出されると回答した母親にその種類を聞いたところ、「自由図書」79.4%、「課題図書」20.6%と、自由図書が課題図書の割合を大きく上回った。

 読書感想文が宿題として出されると回答した母親に、子どもの読書感想文で手伝うこと、または手伝う予定のことは何か質問すると、「本選び」との回答がもっとも多く47.2%にのぼった。ついで多かったのは「子どもに作文の書き方を教える」40.9%、「子どもが書いた作文を添削する」33.8%。自由図書の割合が大きい中、本選びが重要になっているようだ。

 子どもの読書感想文の本選びを手伝うと回答した母親292人が本を選ぶ際に参考にしている情報は、「リアル書店で試し読みをする」38.4%がもっとも多く、ついで「『学年別のオススメ読書感想文』などまとめ記事サイトを参考にする」29.5%、「インターネットで学年や読書感想文などのキーワードを入れて検索する」24.3%だった。回答のうち、「まとめ記事サイト」や「インターネットでキーワード検索」「ネット書店のレビュー」「SNSの投稿」などインターネットを情報源とした回答を選択した人をあわせると166人にのぼり、56.8%の母親が本選びにインターネットを参照していた。

 母親1,000人に対して、子どもに本を読んでほしいかを聞いたところ、「とてもそう思う」56.4%、「ややそう思う」28.7%と、全体の85.1%が子どもに本を読んでほしいと思っていることがわかった。読書を通じて子どもの成長に期待することを複数回答で聞くと、61.6%は語彙が増えることを望んでいた。そのほか、回答は「興味の幅が広がってほしい」59.7%、「感情表現が豊かになってほしい」57.6%と続いた。本を通じて語彙力を身に付けると同時に、本から新たな興味や豊かな感情を学んでほしいと願う母親の気持ちがうかがえた。

 楽天ブックスでは、子どもの本選びに悩む保護者に役立つ情報をWebサイト上で提供している。「青少年読書感想文全国コンクール課題図書」の特集ページでは、小学生から高校生までの2018年課題図書の紹介をするとともに、過去4年分の課題図書も掲載。自由図書の参考図書としても活用できるほか、「読書感想文の書き方」についてもお勧め本をページ内で紹介している。
《畑山望》

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