大学入試改革、7割の高校で「英検」対策

 大学入学者選抜改革に向けた民間英語検定・資格試験への対策として高校で取り組んでいることは、「英検」が68.6%と7割近くにのぼることが、さんぽうが2018年11月6日に発表した調査結果より明らかになった。

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民間英語検定・資格試験への対策
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 大学入学者選抜改革に向けた民間英語検定・資格試験への対策として高校で取り組んでいることは、「英検」が68.6%と7割近くにのぼることが、さんぽうが2018年11月6日に発表した調査結果より明らかになった。

 高校生向けに大学・短期大学・専門学校などに関する進路情報を提供するさんぽうは、文部科学省が進めている「高等学校教育改革」「大学教育改革」「大学入学者選抜改革」の3つの柱で構成される高大接続改革実行プランのうち、「大学入学者選抜改革」について、高校進路指導現場における現段階での認知度や対策の状況を明らかにするため、「大学入学者選抜改革に関するアンケート」を実施した。

 大学入学者選抜改革に関するアンケートは、全国の高等学校進路指導部5,054校を対象に実施し、533校の有効回答を得た。調査時期は2018年7月11日から8月23日。

 大学入学者選抜改革の内容についてどの程度知っているか聞いたところ、「よく知っている」8.5%と「概ね知っている」79.3%の計87.8%が理解している。一方、「あまり知らない」11.8%、「まったく知らない」0.4%と少数だった。

 校内で大学入学者選抜改革への対策として取り組んでいることを項目別に聞いたところ、民間英語検定・資格試験への対策は「英検」が68.6%ともっとも多く、「GTEC」58.1%、「漢検」2.9%などが続いた。英語外部認定試験についての自由意見では、「英語検定試験の活用は地方都市の受験生に絶対的に不利。これをこの計画通り実施するのは断固反対である」「検定を受けるたびに検定料がかかる。高校1年生で英検を受けると年3回。3年生の6月まで受けると35,000円以上の費用になる。この負担を減らすことも考えていかなければ一部の人のみが受けられるものになってしまうのではないか」などの声が寄せられた。

 また、大学入学共通テストへの対策は「授業・定期考査改善」が35.4%ともっとも多く、「検討中」18.1%、「教科対応・教員分析」14.2%などが続いた。大学入学共通テストについての自由意見では、「大学入学共通テストの実施により学力の低い生徒は進学を諦め、格差が広がっていくと思う」「大学入学共通テストに向けた授業改善をどのように進めたらよいか」など、戸惑いの声が寄せられた。
《工藤めぐみ》

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