職場体験・インターンシップ実施率…公立は中学98.6%、高校84.8%

 国立教育政策研究所は2019年(平成31年)3月19日、2017年度(平成29年度)における国公私立中学校・高校の職場体験・インターンシップ実施状況を公表した。実施率は、公立中学校が前年度比0.5ポイント増の98.6%、公立高校が前年度比1.1ポイント増の84.8%だった。

教育・受験 中学生
公立中学校における職場体験の実施状況
  • 公立中学校における職場体験の実施状況
  • 公立中学校における職場体験の学年別・期間別実施状況
  • 公立中学校における職場体験の教育課程等への位置付けの状況等
  • 公立中学校における職業体験の事前指導・事後指導にかける時間
  • 国・私立中学校の職場体験実施状況
  • 公立中学校の都道府県・政令指定都市別職場体験実施率
  • 公立高校におけるインターンシップ実施状況
  • 公立高校におけるインターンシップの教育課程等への位置付けの状況等
 国立教育政策研究所は2019年(平成31年)3月19日、2017年度(平成29年度)における国公私立中学校・高校の職場体験・インターンシップ実施状況を公表した。実施率は、公立中学校が前年度比0.5ポイント増の98.6%、公立高校が前年度比1.1ポイント増の84.8%だった。

 国立教育政策研究所では、職場体験・インターンシップの全国的な実施状況の推移を把握するため、学年別・期間別・学科別の実施状況、教育課程への位置付けの状況などについて、毎年実態調査を行っている。対象は、全国の国公私立中学校および高校(全日制・定時制・通信制)。2017年度の実施状況を2019年1月現在で取りまとめた。

 公立中学校では、9,449校中9,319校が職場体験を実施し、実施率は前年度(2016年度)より0.5ポイント増の98.6%。国立・私立中学校の実施率は、国立が前年度比2.7ポイント減の61.3%、私立が前年度比2.5ポイント増の32.9%であった。

 公立中学校の職場体験で、事前指導にかける時間は「6~10時間」が47.0%、事後指導にかける時間は「1~5時間」が56.3%と、もっとも多かった。教育課程などへの位置付けは、「総合的な学習の時間で実施」が78.2%を占めた。参加形態は、ほとんどが「原則として全員参加」だった。

 公立中学校での職場体験実施率100%の都道府県・政令指定都市は、宮城県、茨城県、富山県、石川県、福井県、山梨県、静岡県、愛知県、滋賀県、兵庫県、岡山県、愛媛県、熊本県、宮崎県、札幌市、仙台市、川崎市、相模原市、静岡市、名古屋市、神戸市、岡山市、北九州市、熊本市の14県10政令指定都市。このうち、兵庫県と神戸市では、5日以上の職場体験を域内全校で行っている。

 一方、公立高校(全日制・定時制)におけるインターンシップの実施率は、前年度比1.1ポイント増の84.8%。職業に関する学科(全日制・定時制)全体の実施率は87.7%。教育課程などへの位置付けでは、50.6%が「教育課程には位置付けずに実施」としたほか、「現場実習等教科・科目の中で実施」13.8%、「『学校外における学修』として実施」10.5%、「総合的な学習の時間で実施」9.4%などと続いた。

 公立高等学校(全日制・定時制・通信制)における事前指導にかける時間は「1~5時間」が65.8%、事後指導にかける時間は「1~5時間」が67.0%で最多だった。重視している内容では、事前指導は「インターンシップの目的を設定・確認させる指導」「マナー指導(礼儀作法やあいさつの方法、電話のかけ方の指導など)」、事後指導は「報告書やレポート作成などインターンシップを評価させる指導」が多かった。

 公立高校(全日制)の実施率を学科別に見ると、全体で88.5%、普通科は86.9%、職業に関する学科は95.5%。国公私立高校(全日制・定時制・通信制)における実施率は、国立15.0%、公立84.0%、私立45.9%であった。

 公立高校(全日制・定時制)でインターンシップ実施率100%の都道府県・政令指定都市は、福井県、札幌市、千葉市、浜松市、堺市、岡山市、北九州市、福岡市、熊本市の1県8政令指定都市だった。
《奥山直美》

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