子年生まれ1,062万人、新成人は4年ぶり減の122万人

 総務省統計局は、2020年(令和2年)1月1日現在の「子(ね)年生まれ」と「新成人」の人口を発表した。子年生まれの人口は、十二支の中で3番目に多い1,062万人。新成人人口は前年比3万人減の122万人と、4年ぶりに減少した。

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男女・出生年別子年生まれの人口
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  • 十二支別人口
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  • 新成人人口および総人口に占める割合の推移
  • 新成人人口の推移
 総務省統計局は、2020年(令和2年)1月1日現在の「子(ね)年生まれ」と「新成人」の人口を発表した。子年生まれの人口は、十二支の中で3番目に多い1,062万人。新成人人口は前年比3万人減の122万人と、4年ぶりに減少した。

 総務省の人口推計によると、2020年1月1日現在における子年生まれの人口は1,062万人で、総人口1億2,604万人に占める割合は8.4%。男女別では、男性516万人、女性546万人と、女性が男性より30万人多い。

 子年生まれの人口を出生年別にみると、2020年に72歳になる1948年(昭和23年)生まれが209万人と最多。ついで、48歳になる1972年(昭和47年)生まれ200万人、60歳になる1960年(昭和35年)生まれ151万人など。もっとも若い2008年(平成20年)生まれは108万人で、第1次ベビーブーム世代である1948年生まれの約半数となっている。

 総人口を十二支別にみると、亥(い)年生まれが1,135万人ともっとも多く、ついで丑(うし)年生まれ1,077万人、子年生まれ1,062万人などと続いている。

 一方、この1年間(2019年1~12月)に新たに成人に達した人口は122万人で、前年と比べると3万人減少した。男女別にみると、男性63万人、女性59万人と、男性の方が4万人多く、女性100人に対する男性の数(人口性比)は105.8%であった。

 新成人人口が総人口に占める割合は0.97%で、前年と比べて0.02ポイント低下。新成人人口、総人口に占める新成人人口の割合は、いずれも4年ぶりの減少・低下となった。総人口に占める割合は10年連続で1%を下回った。

 新成人人口について、人口推計を開始した1968年(昭和43年)からの推移をみると、第1次ベビーブーム世代の1949年(昭和24年)生まれの人が成人に達した1970年(昭和45年)の246万人をピークに減少。昭和50年代後半から再び増加し、第2次ベビーブーム世代が成人に達したときには200万人台となったが、1995年(平成7年)から再び減少に転じ、それ以降は減少傾向が続いている。
《奥山直美》

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