【センター試験2020】理科1の分析…東進・河合塾・データネット速報まとめ

 2020年1月19日、大学入試センター試験2日目「理科1」が終了した。ベネッセコーポレーションと駿台予備校による「データネット」と、河合塾、東進より提供を受け、「理科1」の大学入試センター試験分析速報「科目別分析コメント」を紹介する。

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【センター試験2020】理科1の分析…東進・河合塾・データネット速報まとめ
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 2020年1月19日、大学入試センター試験2日目「理科1」が終了した。ベネッセコーポレーションと駿台予備校による「データネット」と、河合塾、東進より提供を受け、「理科1」の大学入試センター試験分析速報「科目別分析コメント」を紹介する。

物理基礎


 大問3題構成。形式は昨年と同じだが、マーク数は1つ減った。分量は適当で、難易度は昨年並み。過去問と類似した問題が出題される一方で、今まで出題されることのなかったゴムひもをつけた小球の落下運動や、丁寧な誘導付きで斜方投射が出題された。しかし、過去問と類似した解きやすい問題もあり、全体としての難易度は昨年並み。(河合塾)

 典型的な素材を中心に、物理基礎の内容から幅広く問われた。教科書で定性的に扱われている斜方投射が定量的に出題され、問題文に各方向の運動と初速度を与えて解答させている点は目新しい。電力輸送の問題は日常を意識した出題だった。問題量と難易度は昨年並み。(データネット)

 例年通り第1問の小問集合、第2問の波動・電気、第3問の力学と、各分野からまんべんなく出題された。分野の偏りはなく、教科書の基本事項からの出題である。組合せ選択肢の問題は昨年より2問少ない4問出題、また適当なグラフを選ぶ問題は昨年と変わらず1問出題されている。難易度は、やや難化。制限時間に対する問題量としては適切だった。(東進)

化学基礎


 大問数、小問数は昨年と同じだった。化学基礎の全範囲から偏りなく出題されており、実験に関する問題、生活に関わる物質に関する問題も例年通りに出題された。計算問題のいくつかには、複数の思考過程を必要とするやや難易度の高い問題があった。やや難しい計算問題も出題されたが、正誤問題は4択が中心で取り組みやすかったため、全体の難易度は昨年とあまり変わらない。(河合塾)

 実験操作や生活に関わる物質についての問題が昨年に引き続きみられた。物質量やモル濃度に関する計算問題は、問題文の正確な読み取りと応用力を求める内容だった。全般的には教科書に沿った基本的な問題が多く出題され、昨年よりやや易化した。問題量は昨年並み。(データネット)

 大問数は2題、設問数は13で変化なし。マーク数は16から15に減少。化学基礎の教科書の内容が偏りなく出題された。教科書の発展内容からは出題されなかった。単なる知識だけでなく、実験操作の理解や生活に関わる物質を題材とした問題が出題された。細かな知識を問う問題は見られず、全体としての難易度は昨年よりやや易化した。(東進)

生物基礎


 昨年通り、教科書の3分野から1題ずつ出題された。マーク数は昨年に比べて大幅に増加したが、設問数に変化はなかった。計算問題と考察問題も昨年に引き続いて出題されている。第1問の会話文形式の問題は、大学入学共通テストを意識したものだろう。(河合塾)

 硬骨魚類の塩類濃度調節についての知識とグラフから考察する出題があった。大問数3は昨年から変更なし、昨年18個であった解答数は23個に増加。語句選択問題を中心に、特定の分野に偏ることなく、幅広く出題された。基本的な知識を用いて思考する必要のある問題が各大問で見られた。単純な知識を答えさせるだけではなく、論理的な思考力や与えられたグラフを読み解く力を問う出題もあった。難易度は昨年よりやや難化。(データネット)

 大問数、設問数は昨年と同様だが、マーク数が大幅に増加した。また、大学入学共通テストの試行調査に類似した、会話文形式の問題があった。例年同様、特定の分野に偏ることなく、幅広い内容が出題されている。全体として、解答までに時間を要する問題も散見されるが、問題ごとの難易度の差が大きく、平均点は難化した前年とほぼ変わらないと予想される。(東進)

地学基礎


 大問数が3題から4題になり、大問として自然災害が出題された。基礎知識、図表の読解力、思考力、計算力を問う問題が各分野からバランスよく出題された。昨年よりも図表の数が増えたが、基礎知識で解ける問題も多く、全体の難易度は昨年並みだった。(河合塾)

 自然災害が大問で出され、ハザードマップや火山噴火による降灰分布予測に関する問題が見られた。昨年3であった大問数は4に増加、解答数15個は昨年から変更なし。昨年13ページであったページ数は18ページに増加した。文章選択、図・グラフ選択を中心に、特定の分野に偏ることなく、幅広く出題された。難易度は昨年よりやや易化。(データネット)

 大問数が4つと昨年より1つ増えた。小問数は15問で変化なし。今年も計算は1問だけだった。全体的にグラフや数値(座標)を利用する問題が少なかった。1問のAは、地震の基本性質とプレートテクトニクスとの関係がバランス良く問われ、Bは地層の変遷と地球環境への理解が問われた。生物の上陸が時系列に理解できていないと難しい。Cは岩石と鉱物の標準的な問題だった。全体としての難易度は昨年並み。(東進)

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《工藤めぐみ》

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