英語学習、苦手と感じる時期は「中1」「高1」の前半

 ベネッセ教育総合研究所は2020年1月17日、「高1生の英語学習に関する調査」の結果を公表した。英語が「得意」と回答した生徒は4割強。英語を苦手と感じるようになった時期は、「中1の前半」と「高1の前半」が多い傾向にあった。

教育・受験 高校生
英語を苦手と感じるようになった時期
  • 英語を苦手と感じるようになった時期
  • 学校の英語の学習のつまずき
  • 学校の英語の授業(予習・復習)のためにしている勉強
  • 学校の授業以外での英語や英会話の勉強
  • 英語に関する意識
  • 社会での英語の必要性と自分が英語を使うイメージ
  • 授業で英語を話す時間、授業や宿題で英語を書く機会
  • 学校の英語の授業でしていること
 ベネッセ教育総合研究所は2020年1月17日、「高1生の英語学習に関する調査」の結果を公表した。英語が「得意」と回答した生徒は4割強。英語を苦手と感じるようになった時期は、「中1の前半」と「高1の前半」が多い傾向にあった。

 英語学習に関する調査は、2015年3月に小学6年生、2016年3~4月に中学1年生、2018年3~4月に中学3年生と継続して実施。今回は2019年3~4月上旬、高校1年生971人を対象に郵送による自記式質問紙で調査した。4回すべての調査に回答した有効回収数は372人。

 英語が「得意(とても+やや)」と回答した生徒は44.0%、「苦手(とても+やや)」と回答した生徒は55.4%。「苦手」と回答した生徒に「英語が苦手と感じるようになった時期」を尋ねたところ、「中1の前半」が18.2%ともっとも多く、ついで「高1の前半」17.3%、「中1の後半」15.6%、「中2の前半」12.5%と続いた。

 学校の英語学習にかかわるつまずきについては、「文法が難しい」「英語の文を書くのが難しい」「英語の発音が難しい」「単語を覚えるのが難しい」「英語のつづりを覚えるのが難しい」と回答した生徒が7~8割にのぼった。英語を「得意」と回答した生徒と「苦手」と回答した生徒では、ほとんどの項目で大きな差があり、特に「英語のテストで思うような点数が取れない」「教科書の本文を理解するのが難しい」「英語の文を音読するのが難しい」などで差が顕著だった。

 学校の英語の授業のための勉強では、予習は「単語の意味を調べる」47.2%、「単語練習」31.5%、「教科書本文を和訳する」29.7%、復習は「問題を解く」46.0%、「単語練習」40.5%、「教科書本文やキーセンテンスを覚える」35.9%がよく行われていた。

 学校の授業以外で英語や英会話の勉強をしている生徒は23.9%。勉強の方法では、「学習塾」53.9%、「書店で売られている教材」16.4%、「英会話教室」15.5%、「塾などの映像授業」11.2%などが上位にあがった。

 英語に関する意識では、「英語のテストでいい点数を取りたい」90.6%、「英語ができると就職に役立つ」86.9%、「英語が話せたらかっこいい」86.7%、「英語ができるといい高校や大学に入りやすい」85.7%などが多かった。大人になったときの社会での英語の必要性については約9割が感じている一方、自分自身が英語を使うイメージでは約4割が「英語を使うことはほとんどない」と答えた。

 このほか、生徒が授業で英語を話している時間は「5分以上」が25.6%、授業や宿題で英語を書く機会は「週1・2回以上」が29.1%。英語の授業でしていることでは、8割台の生徒が「英文を日本語に訳す」「文法の問題を解く」「単語や英文を読んだり書いたりして覚える」「単語の意味や英文の仕組みについて先生の説明を聞く」と回答した。

 高1生の英語の授業で、日本人の先生が英語を使用する割合は「50%くらい」「70%くらい」「ほとんど英語」を合わせて6割強が半分以上と回答。先生の働きかけと、生徒が授業で英語を話す時間との関連をみたところ、授業で生徒が英語を話す時間が長いほど、先生が生徒に行う働きかけの種類が多い実態にあった。
《奥山直美》

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