中学受験生の夏休み、親と宿題との関わり方は?

 中学受験生の保護者に行った「夏休みの過ごし方」のアンケートによると、95%の保護者が夏休みの宿題に何らかの関わりをもっていることがわかった。「進捗管理」がもっとも多く、自由研究や読書感想文の題材選びに関わる保護者もみられた。

教育・受験 小学生
夏休みの宿題のどんな点について親が関わるか
  • 夏休みの宿題のどんな点について親が関わるか
  • 自由研究の内容選びに困ったことがあるか
  • 読書感想文を書く場合、本をどのように選ぶか

 中学受験生の保護者に行った「夏休みの過ごし方」のアンケートによると、95%の保護者が夏休みの宿題に何らかの関わりをもっていることがわかった。「進捗管理」がもっとも多く、自由研究や読書感想文の題材選びに関わる保護者もみられた。

 「夏休みの過ごし方」の調査は、中学受験情報サイト「かしこい塾の使い方」が2021年7月6日~13日、中学受験を目指す子供をもつメルマガ会員193名を対象にインターネットで行った。

 「夏休みの宿題のどんな点について親が関わるか」の質問では、「進捗管理」との回答が39%ともっとも多く、「自由研究や作品作りの一部または全部」が25%、「スケジュール管理」が18%、「すべて関わる」が12%、「まったく関わらない」が5%、「問題集の一部または全部」が1%と続いた。

 「自由研究の内容選びに困ったことがあるか」の質問では、「ある」が71%、「ない」が20%、「まだわからない」が9%だった。

 さらに、「読書感想文を書く場合、本をどのように選ぶか」の質問では、「課題図書から子供が選ぶ」が50%、「課題図書以外で子供が選ぶ」が39%、「課題図書から親が選ぶ」が6%、「課題図書以外から親が選ぶ」が5%という回答だった。

 「かしこい塾の使い方」ではアンケートの結果を受け、小学生が自力で学校・塾・家庭教師等のスケジューリングをするのは難しいことから、中学受験において、スケジュールの管理はもっとも重要な親の役割であると解説。睡眠や学校の宿題をする時間も考慮に入れた、無理のない「週間スケジュール」を親子で作るとよいという。

 また、自由研究については「受験に役立つもの」というくくりで考えて、入試問題に出てくる理科の実験を家庭で試してみることや、読書感想文の本については、親が決めるのではなく、会話の中から子供に選ばせると良いこと等をアドバイスしている。

《勝田綾》

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