慶應・青学大、2022年度も対面授業進める…早大は冬休みの学生へメッセージ

 慶應義塾大学は2021年12月24日、2022年度の授業について、9割を超えて対面で実施する予定だと公表した。感染防止策を講じつつ対面授業を進める首都圏の大学の方針をまとめた。また、早稲田大学は冬休みの過ごし方について学生へメッセージを送っている。

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 慶應義塾大学は2021年12月24日、2022年度の授業について、9割を超えて対面で実施する予定だと公表した。感染防止策を講じつつ対面授業を進める首都圏の大学の方針をまとめた。また、早稲田大学は冬休みの過ごし方について学生へメッセージを送っている。

 慶應義塾大学は、大学全体として9割を超える授業科目が2022年度に対面で実施する予定。安心してキャンパスで学生生活を送れるよう、教室の換気設備増強等の環境整備を行い、この2年間での知見を十分に生かし、オンライン授業をも活用した新しい学びの場の創出に向けて、準備を進めている。対面とオンラインの組み合わせなど、教育・学修上の効果を踏まえた新たな形態の授業も実施するという。

 青山学院大学も2022年度の授業は、これまで継続してきた感染防止対策を引き続き講じ、原則として対面にて実施する。ただし、履修者数の多い大規模科目や、授業内容により遠隔(オンライン)授業の方がより高い教育効果があると判断される一部の科目については、オンデマンド配信を含めたオンラインを活用する。

 明治大学は通学を前提とした、対面授業での実施を計画している。ただし、新型コロナウイルスの感染状況や政府・自治体からの要請を踏まえ、オンライン形式による授業を実施する場合もある。東京理科大学も対面で実施することを基本とし、授業の内容・方法等により、対面授業、ハイフレックス型授業(一つの授業を対面とオンラインで同時に行う形式)、ブレンド型授業、オンライン授業(同期・非同期)等、多様な授業形態により実施する。

 中央大学は感染症への各種対策を十全に継続することを前提とし、各授業科目を大学キャンパスの教場での対面を基本とする「面接授業科目」として実施する。また、オンラインを積極的に活用した場合に高い教育効果が得られると判断される一部の授業科目については、オンラインによる「遠隔授業科目」として実施する。

 早稲田大学は2021年4月から対面授業の比率を7割にすることを目標にして、授業を提供。田中愛治総長は12月24日、冬休みを過ごす学生に向けてメッセージを送った。同大学では少人数での会食を認めているが、感染力の高いオミクロン株が急増していることから、注意を怠ることなく感染防止に務めるよう呼び掛ける。大人数での忘年会やコンパの自粛は継続し、元気にキャンパスに戻り今年度の学習を修了するために協力を求めた。一橋大学も、大人数での会食は控えるなど、自身だけでなく家族や友人たちの健康にも気を配り、感染リスクを下げる行動の引き続き徹底するよう、感染拡大防止のための注意喚起を行っている。

 筑波大学は、年末年始期間中の新型コロナウイルス感染症に関する連絡先についてWebサイトに掲載。学生・教職員が、感染の疑いがありPCR検査を受けた、保健所より濃厚接触者に指定された、または感染した場合は、大学が作成した「行動フロー」に沿って、感染拡大防止のため、至急、大学の所属組織に連絡をする。年末年始の休業期間中に、所属組織と連絡がとれない場合の連絡先についても掲載している。

 なお、各大学の2022年度の授業方針については、今後の新型コロナウイルス感染症の状況により変更する場合がある。
《田中志実》

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