厚生労働省は2022年1月30日、近年耳にする機会が増えた「ヤングケアラー」に関する理解を深めることを目的としたシンポジウムをオンライン開催する。参加無料、事前予約不要。全国どこからでも厚生労働省の特設サイトにて視聴できる。 「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話等を日常的に行っている子供のことで、その責任や負担の重さにより学業や友人関係等に影響が出てしまうことが問題視されている。ヤングケアラーが必要に応じて適切な支援を受けられる社会を実現するためには、周囲の人たちが当事者の置かれている状況を理解し、その気持ちを尊重しながら支援につなぐことが必要だという。 「ヤングケアラーについて理解を深めるシンポジウム」では、「子どもが子どもでいられる街に。」をテーマに、ヤングケアラーについて広く知ってもらうことを目的としたプログラムを実施。元ヤングケアラーや支援者、有識者の声を届ける。 ヤングケアラーが置かれている状況や社会がどう向き合うべきなのかについて成蹊大学・澁谷智子教授による基調講演「子供がケアを担うということ」を行う他、元ヤングケアラー2名がトークセッション「ヤングケアラーのリアル」を通して経験談をもとに詳しく伝える。また、武井壮と元ヤングケアラー、ソーシャルワーカーによる特別対談を収録した動画紹介や、「自分たちに何ができるのか」を事例を交えながら考えるパネルディスカッションを実施する。 参加は無料、事前予約不要。厚生労働省のイベント特設サイトから誰でもオンライン視聴できる。◆ヤングケアラーについて理解を深めるシンポジウム日時:2022年1月30日(日)16:00~18:00形式:オンライン開催(YouTubeライブ配信)対象:誰でも視聴可参加費:無料申込み:事前申込不要、当日特設サイトから視聴できる