教育のゲーミフィケーション97%が賛成、必修教科導入に期待

 教育にゲーミフィケーションを取り入れることに賛成する親は9割以上にのぼり、新たに公教育化が進む、英語やプログラミング、キャリア教育、金融教育での活用に期待していることが、イー・ラーニング研究所が2023年3月15日に公表した調査結果から明らかとなった。

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「教育にゲーミフィケーションを取り入れることに賛成ですか」
  • 「教育にゲーミフィケーションを取り入れることに賛成ですか」
  • 「どのような教育においてゲーミフィケーションを取り入れてほしいですか」
  • 「コロナ禍前と比べて、新学年への不安は増えましたか」
  • 「どのような不安が増えましたか」
  • 「新学年に向けて、新しい学習法を取り入れたいと思いますか」
  • 「新学年に向けての準備で、親が行った方がいいと思うものは何ですか」
  • 「教育にゲーミフィケーションを取り入れる上で注意が必要だと思うことはなんですか」
  • 「自宅学習において重要な要素は何ですか」

 教育にゲーミフィケーションを取り入れることに賛成する親は9割以上にのぼり、新たに公教育化が進む、英語やプログラミング、キャリア教育、金融教育での活用に期待していることが、イー・ラーニング研究所が2023年3月15日に公表した調査結果から明らかとなった。

 「新学年ならびに教育のゲーミフィケーションに関する意識調査(イー・ラーニング研究所調べ)」は、2023年2月3日~27日に全国の子供をもつ親386人を対象に実施された。

 コロナ禍前と比べて、新学年への不安が増えたと感じる親は48%で、中でも「対面でのコミュニケーションをしっかりとれるか」「学習の中でデジタルを利活用できるか」を心配する割合が高く、コロナ禍によるオンラインツールの普及にともなう変化に対し不安を抱えていることがわかった。

 また、新学年に向け、新しい学習法を取り入れたいと考える親は9割以上にのぼり、新学年に向けての準備で親が行った方がいいと思うものには、「デジタル環境の整備」「メンタル面のサポート」が上位にあがった。

 教育へのゲーミフィケーション導入については97%が賛成と回答。取り入れてほしい教育は、1位「金融教育」、2位「英語」、3位「プログラミング教育」、4位「キャリア教育」、5位「算数」となり、特に教育での必修化が進む項目に対しゲーミフィケーションの導入を期待する親が多いことがわかった。

 一方、教育にゲーミフィケーションを取り入れるうえで注意が必要だと思うことには、「現実にも活かせる学びになっているか」がもっとも多く、「身に付く学びになるか」が続いた。この結果から、多くの親は子供がゲーム感覚で学んだ内容を定着させ、現実世界でも活用できるかに注目していることがうかがえる。

 自宅学習において重要な要素には、「自立してやれる」「飽きずにできる」が上位にあがり、自宅学習でゲーミフィケーションを取り入れるならどのようなものがいいかには「家族で取り組める」との回答が最多となった。このことから、自宅学習においては子供が自立し、能動的に取り組める要素を重要視している一方で、ゲーミフィケーション教育には家族と楽しみながら取り組める点に期待する親が多いことが明らかとなった。

《川端珠紀》

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