水難への備え…水に浮くランドセル「ウクラン」発売中

 静岡県浜松市の栄商会は2023年3月1日、水に浮くランドセル「ウクラン」の販売を開始した。万一の水難時にはランドセル自体が水に浮き、救命具として利用できるとして、防災関係者が注目しているという。

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水に浮くランドセル「ウクラン」
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 静岡県浜松市の栄商会は2023年3月1日、水に浮くランドセル「ウクラン」の販売を開始した。万一の水難時にはランドセル自体が水に浮き、救命具として利用できるとして、防災関係者が注目しているという。

 ウクランのコンセプトは、子供たちを水難事故から守ること。東日本大震災の被災現場の惨状から、子供の命を守ることを第一優先に開発。楽に背負うことができ、教科書やノート等の学用品を収納できるといったランドセルとしての機能性と、いざというときに救命具として利用できる浮体機能の性能についても同時に追求したという。

 ウクランは本体をナイロン製とし、重量約1,500gで、通常時は一般的なランドセルと同様に使用。万一の水難時には、ランドセルを背負ったまま両手で「かぶせ」を持ち上げ、頭を通し、腹部にベルトで固定することで、救命具として利用できる。

 救命具として装着時には、お腹を上にしてリラックスすることで浮遊が可能。安全な場所が見つからなければ、できるだけ体力の消耗をしないようにして、救助を待つことができるという。

 なお、ウクランは2021年に静岡県の「グッドデザインしずおか」において金賞を受賞。2022年には通販食品展示商談会の「第1回防災グッズEXPO」に出展された等とし、防災関係者からも注目されているという。

◆ウクラン
外寸:W約280×H約350×D約220mm
材質(本体):ナイロン(CORDURA 1680D)
重量:約1,500g
価格:4万9,500円(税込)

《木村 薫》

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