【大学受験2023】入試を総括、難関大の動向や合格率…河合塾

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2023年6月14日、これまでの入試情報に「2023年度入試を振り返る」を掲載した。2023年度の国公私立大学入試や大学入学共通テスト、学校推薦型・総合型選抜の概況や特徴を分析し、2024年度入試の注目ポイントなどをまとめている。

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2023年度入試を振り返る「共通テストの概況」
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  • 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2023年6月14日、これまでの入試情報に「2023年度入試を振り返る」を掲載した。2023年度の国公私立大学入試や大学入学共通テスト、学校推薦型・総合型選抜の概況や特徴を分析し、2024年度入試の注目ポイントなどをまとめている。

 「2023年度入試を振り返る」は、各大学が公表した入試結果や河合塾が全国の高校を対象に実施した入試結果調査をもとに、河合塾の視点から2023年度入試を分析したもの。「2023年度入試の特徴」「学校推薦型・総合型選抜の概況」「共通テストの概況」「国公立大の概況」「私立大の概況」「2024年度入試の展望」の6つで構成しており、高校の先生向けに「2023年度入試結果総括」としてPDFデータも提供している。

 「2023年度入試の特徴」では、受験人口の減少による競争緩和、既卒生割合の減少傾向を紹介。「学校推薦型・総合型選抜の概況」では、志願者数が増加するものの、倍率はほぼ変わらなかった学校推薦型・総合型選抜の入試結果を振り返っている。「共通テストの概況」では、既卒生や3科目以下の受験生の減少幅が大きかったことや、理科2の得点調整実施を取り上げている。

 「国公立大の概況」では、女子の志向の変化が人気に影響を与えている学部系統別の志願状況、堅調に志願者を集めた難関大学の志願状況を分析。「私立大の概況」では、志願者・合格者とも減少し、地区内でも競争性に差がみられた私立大入試を振り返り、首都圏・近畿圏回帰の動きを解説。早慶上理、MARCH、日東駒専、関関同立、産近甲龍の成績層別の合格率データも載せている。

 「2024年度入試の展望」については、「国の施策で大学に求める変化」「修学支援新制度の対象者拡大へ」「2024年度入試の注目ポイント」という3つの視点から2024年度入試情報を伝えている。国の施策に沿った動きとして、国公立大では宇都宮大、千葉大、熊本大などのデータサイエンス系学部の新設、私立大では麗澤大や明治学院大などの理系学部設置の動きなどを紹介している。

《奥山直美》

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