気象庁の2023年8月7日に発表によると、現在、台風第6号は奄美大島の東の海上をゆっくりと北上している。台風は今後も勢力を維持して北上し、9日から10日にかけて九州に接近すると予報している。通勤や夏休みのお出かけへの影響はもちろん、8月6日に開幕した夏の甲子園（第105回全国高等学校野球選手権大会）にも、少なからず影響を与えそうだ。
気象庁では、九州南部・奄美地方では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風や高波に、九州北部地方では暴風に、四国地方では土砂災害に厳重に警戒するよう呼び掛けている。このほか、沖縄地方および西日本、東海地方では、土砂災害等の大雨災害、暴風、高波への警戒や、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要としている。
JR西日本では台風6号の接近に伴い、8月9日以降、各エリアにおいて、新幹線や特急列車などを含む列車の運行を取りやめる可能性があると発表。8月7日午後3時15分現在、以下の対象となるきっぷについては、払い戻し・有効期間の変更を無手数料で行うとしている。
◆JR西日本
在来線各駅および山陽新幹線（新大阪駅～博多駅間）、北陸新幹線（金沢駅～上越妙高駅間）を発着または通過となるきっぷ（同一行程で使用するきっぷを含む）。
◆JR九州
在来線各駅および九州新幹線（博多駅～鹿児島中央駅間）、西九州新幹線を発着または通過となるきっぷ（同一行程で使用するきっぷを含む）。
◆JR東海
東海道新幹線（東京駅～新大阪駅間）を発着または通過となるきっぷ（同一行程で使用するきっぷを含む）。
◆JR四国
在来線各駅を発着または通過となるきっぷ（同一行程で使用するきっぷを含む）。
なお、8月7日現在、東の海上には熱帯低気圧も発生している。こちらの今後の勢力や進路にも注意が必要だ。
