モバイル社会研究所は、2023年11月6日「2022年親と子の調査」の中から子供のSNSの利用について公表した。SNSの利用率は、小学低学年が32%、小学高学年が53%、中学生が88%で、いずれの年代でももっとも利用しているSNSは「LINE」という結果になった。
調査は、2022年11月、関東1都6県の小学生および中学生とその親を対象に訪問留置調査で行ったもの。有効回答数は600件。
SNSの利用時間(LINE・Instagram・TikTok・Twitterの利用時間を合わせた結果)は平均すると、小学生低学年が10分、高学年が24分、中学生が72分となった。小学低学年では、未利用が69%で最多となった。小学高学年では、未利用が48%、毎日30分未満が22%となった。中学生の利用には個人差が大きく、12%が未利用であるのに対し、毎日3時間以上使う人も12%となった。
SNSの利用(LINE・Instagram・TikTok・Twitterをいずれか利用)率は、2021年調査と比較すると(2022年4月4日レポート)、ほぼ変わっていない。小学低学年は32%、小学高学年は53%、中学生は88%が利用しているという結果になった。男女別では女の子の利用が男の子より高い傾向がある。
各サービス別の利用率はすべての年代で、1位「LINE」、ついで「TikTok」「Instagram」「Twitter」となっている。なお、子供に関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2023年版」で閲覧できる。