小中生6割「家の近くに広い公園が欲しい」こども都庁モニター調査

 東京都は2024年1月15日、2023年度(令和5年度)第3回の「こども都庁モニター」のアンケート結果を取りまとめ公表した。「未来の東京」戦略、住まいと地域の環境づくり、多摩地域の振興などについて調査している。

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「こども都庁モニター」令和5年度第3回アンケート結果
  • 「こども都庁モニター」令和5年度第3回アンケート結果
  • 「未来の東京」に向けて重要だと思う取組
  • 家の近くにあって欲しい場所(小中学生)
  • 住みたい/住み続けたいと思うまち

 東京都は2024年1月15日、2023年度(令和5年度)第3回の「こども都庁モニター」のアンケート結果を取りまとめ公表した。「未来の東京」戦略、住まいと地域の環境づくり、多摩地域の振興などについて調査している。

 「こども都庁モニター」は、都政への関心が高い小中高校生や未就学児の保護者から、意見やアイデアを継続的に集め、子供の意見を都政に取り入れていくことを目的に、2023年度より実施している取組み。第3回アンケートは、2023年10月17日~10月26日の期間に実施。有効回答数は1,076人(回答率89.7%)。

 東京都は「未来の東京」に向けた戦略を策定し、さまざまな取組みを進めている。明るい未来の東京をつくりあげるために、どのような取組が重要か尋ねたところ、最多は「子供が笑顔で子育てが楽しいと思えるまちづくり」52.2%となった。以下「地震、風水害や感染症などに強い安全・安心なまちづくり」30.5%、「子供の伸びる・育つへのサポート」27.1%が続く。具体的には「老若男女すべての人が使えて集まれる憩いの場や公園があり、通っていればそこが避難所として安心感もあり避難しやすいので、そういうところがあるまちづくり。(男性 小学校低学年 荒川区)」「公園でスポーツができるようにする。また、スポーツができるような施設をたくさん作る。魅力を多くの人と共有する。一息つけるような場所をつくる。(女性 中学生 大田区)」などの回答が寄せられた。

 小中学生に、家の近くにあって欲しい場所を尋ねたところ、1位は「球技などができる広い公園が欲しい」63.3%で、2位「仲の良い友達などとたくさん話ができる場所が欲しい」50.8%、3位「本などが読める室内の遊び場が欲しい」42.9%となった。

 全調査対象者に、今後の多摩地域の振興について、どのようなまちだったら住みたい/住み続けたいか聞いたところ、最多は「公共交通機関が発達しているまち」38.2%で、以下、「子育てしやすいまち」35.6%、「防災・防犯対策がしっかりしているまち」30.1%などと続いた。

 このほか、東京都が作成した楽しく税金を学べるゲーム「タクちゃんとさがす税発見タックスタウン」、こどもむけ予算書(動画)、「こどもスマイルムーブメント大賞」についても調査を実施している。アンケートの結果は、こども都庁モニターのWebサイトで閲覧できる。

《中川和佳》

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