じゅけラボ予備校は2024年4月1日、「現役合格者の高校生時の勉強時間に関するアンケート」調査の結果を発表した。高3時は、平日でも約6割が3時間以上、休日は4割超が5時間以上勉強していたことがわかった。
調査は、2024年3月5日から12日にかけて、第一志望大学に現役合格した19～25歳の男女1,074名を対象に、インターネットで実施した。
平日の平均勉強時間は、高校1年時は「1時間未満」36.7％、「1時間」22.2％で約6割が1時間以下であった。「3時間」以上の人は少数派で、全体の22.7％にとどまる。高校2年時は「1時間未満」30.6%と「1時間」20.5%の割合は減少し約5割となった。「3時間」以上勉強していた人は全体の29.1%と増えている。高校3年時は、勉強時間の増加が顕著になり、「3時間」17.9%が最多となった。「3時間」以上勉強していた人の割合が全体の58.3%と約6割にのぼる。
休日の平均勉強時間は、高校1年時は「1時間未満」36.9%、「1時間」17.0%を含め、1時間以下の人が全体の53.9%と過半数を占める。高校2年時は、1時間以下と回答した人の割合が44.3%と、高1時より減少した。3時間以上勉強していた人が38.8%、5時間以上を費やしていた人も16.4%に増加している。高校3年時は、「3時間」以上勉強していた人の割合が全体の68.2%にのぼる。「5時間」以上勉強していた人が全体の43.6%、「10時間以上」勉強していた人の割合が9.4%と、ほかの学年に比べて顕著に高くなっている。
この調査結果から、学年が上がるにつれ、特に高校3年生では受験準備に本格的に取り組む人が増え、勉強時間が顕著に増加することがわかった。また、高校1年生の段階で勉強時間が比較的短いことから、この時期は部活動や趣味などほかの活動に時間を割いている可能性が推察される。全体として、高校生の勉強時間は、進路決定や大学受験に向けた準備が重要になる高校3年生では大幅に増加し、学生は将来への道を切り開くために真剣に取り組んでいることがうかがえる。
