現役進学率トップは京都府…都道府県別大学進学状況2012

 旺文社は8月28日、「2012年度 都道府県別 大学・短大進学状況」を公表した。現役進学率がもっとも高いのは、第1位「京都府」(66.4%)、第2位「東京都」(65.7%)第3位「神奈川県」(60.6%)で、都市部が上位にくる傾向が見られる。

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各都道府県の地元大学進学率
  • 各都道府県の地元大学進学率
  • 各都道府県 大学等への現役進学率
  • 京都府内高校の大学への進学者数
  • 東京都内高校の大学への進学者数
 旺文社は8月28日、「2012年度 都道府県別 大学・短大進学状況」を公表した。現役進学率がもっとも高いのは、第1位「京都府」(66.4%)、第2位「東京都」(65.7%)第3位「神奈川県」(60.6%)で、都市部が上位にくる傾向が見られる。

 同資料は、文部科学省が8月27日に発表した「2012年度 学校基本調査(速報)」をもとに都道府県別に大学進学状況をまとめたもので、同社が運営するWebサイト「教育情報センター」に掲載されている。「都道府県別データ」「全国共通データ」「全国生徒数」の3つのパートに分け、地元進学率、他県流出率、現役進学率、センター現役志願率など、2012年度大学・短大入学者の進学状況データを、都道府県別に紹介している。

 地元進学率がもっとも高いのは、愛知県(71.2%)、次いで、北海道(69.7%)、福岡県(63.7%)、東京都(63.3%)、宮城県(58.2%)、沖縄県(57.2%)、大阪府(54.6%)の順に高い。

 地元進学率がもっとも低いのは、和歌山県(11.0%)、次いで、鳥取県(13.2%)、佐賀県(15.1%)、奈良県(15.4%)、長野県(15.9%)、香川県(16.3%)、島根県(16.4%)の順に低い。

 現役進学率がもっとも高いのは、京都府(66.4%)、次いで、東京都(65.7%)、神奈川県(60.6%)の順に高く、都市部が上位にくる傾向がある。

 現役進学率がもっとも低いのは、沖縄県(36.2%)、次いで、北海道(40.2%)、鹿児島県(40.4%)の順に低い。

 現役進学率が高い京都府と東京都の大学進学先を見ると、京都府の高校生の大学進学先は、京都府(49.6%)、大阪府(20.0%)、滋賀県(9.9%)、兵庫県(5.8%)、奈良県(2.9%)の順に高く、近隣への進学率が88.2%を占めた。また、東京都の高校生の大学進学先は、東京都(63.3%)、神奈川県(15.9%)、埼玉県(9.2%)、千葉県(6.4%)の順に高く、近隣だけで94.5%を占めた。京都府と東京都はどちらも地方にはほとんど進学しない傾向がうかがえる。

 「教育情報センター」は、高校の先生や大学の教職員を対象とした、高校と大学をつなぐ教育情報サイトで、大学進学情報誌「螢雪時代」の編集チームが運営する。
《工藤めぐみ》

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