法務省は6月5日、平成26年司法試験(短答式試験)の結果を発表した。受験者数8,015人に対し、合格に必要な成績を得た者は5,080人、合格率は63%だった。合格率のトップは予備試験合格者、合格者数のトップは中央大法科大学院であった。 短答式試験の合格に必要となるのは、各科目において満点の40%点以上で、各科目の合計得点(350点満点)が210点以上の成績を得た者。合格に必要な成績を得た5,080人の平均点は243.3点。受験生全体の平均点は218.7点だった。 短答式試験の合格者数を受験者数で割った合格率のトップ10は、1位「予備試験合格者」99.6%、2位「京都大法科大学院」85.7%、3位「慶應義塾大法科大学院」81.5%、4位「東京大法科大学院」81.3%、5位「一橋大法科大学院」80.9%、6位「中央大法科大学院」80.4%、7位「大阪大法科大学院」79.6%、8位「早稲田大法科大学院」77.9%、9位「愛知大法科大学院」77.8%、10位「東北大法科大学院」76.1%。合格率が50%以下の法科大学院は27校あり、このうち1校では合格者が1人もいなかった。 合格者数では、1位が「中央大法科大学院」382人、2位が「早稲田大法科大学院」381人、3位「慶應義塾大法科大学院」274人、4位「東京大法科大学院」247人、5位「予備試験合格者」243人、6位「明治大法科大学院」229人、7位「京都大法科大学院」210人などとなっている。 合格者の年齢別構成では、平均年齢31.3歳、最高年齢74歳、最少年齢22歳。性別では、男性が3,966人(78.07%)、女性が1,114人(21.93%)となっている。 司法試験の合格発表は、9月9日に行われる。