塾の夏期講習、中学受験生の84%が「通う」…期待するのは「総復習」

 中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」は6月23日、夏の学習事情に関する調査結果を公表した。中学受験を目指す家庭の84%が塾の夏期講習に「通わせる」と回答し、期待することは「総復習」がもっとも多かった。

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  • 自由研究や読書感想文の取組み方
 中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」は6月23日、夏の学習事情に関する調査結果を公表した。中学受験を目指す家庭の84%が塾の夏期講習に「通わせる」と回答し、期待することは「総復習」がもっとも多かった。

 調査は6月5日~11日、同サイト会員である中学受験を目指す家庭の父母372人を対象に実施。アンケート結果を会員ページで公開している。子どもの学年は、「6年生」35%、「5年生」37%、「4年生」17%と、4~6年生が全体の約9割を占めている。

 塾の夏期講習は、84%の家庭が「通わせる」と回答。「通わせない」は11%、「未定」は5%だった。「通わせる」と答えた人に塾を選んだ理由をたずねた結果では、「通っている塾だから」が79%に上った。

 塾の夏期講習に期待することは、1位が「総復習」(36%)、2位が「苦手克服」(24%)、3位が「子どものやる気を高めてくれる」(19%)。塾の夏期講習で不安に思っていることでは、「宿題が多すぎて消化しきれない」がもっとも多い38%、次いで「苦手が解決しない」34%となった。

 一方、「通わせない」と回答した人に受講しない理由をたずねたところ、「塾に通っていない」(40%)が最多で、「講習会を受けるには学年が低い」(11%)、「長期旅行などの予定がある」(10%)、「塾で過ごす時間が長い」(9%)、「講習会の内容に不満がある」(9%)などと続いた。

 夏休みの子どもに望む過ごし方では、「計画を立てて生活する」(31%)と「規則正しい生活」(30%)が多かった。学習面での希望では、「苦手科目を克服する」(33%)、「学校の宿題を早めに終わらせる」(18%)、「得意科目を増やす」(17%)、「たくさん本を読む」(16%)、「午前中のうちに学習する」(13%)の順に高かった。

 自由研究や読書感想文の取組み方については、「準備など一部は親が手伝う」が62%に上った。「全般的に親と一緒にやる」17%、「大部分を親がする」1%と、親も参加して仕上げる家庭が8割を占めた。「全部自分だけでやり遂げさせる」は20%だった。
《奥山直美》

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