東京都教育委員会は、委員会Webサイト内の「ネット・携帯電話」のページに、平成27年度の活動報告や指導資料などを新たに掲載した。子どもたちがインターネットを安全に利用するための取組みや指導資料のほか、ICT活用推進校の実践事例集などが公表されている。 東京都教育委員会では、各公立学校の児童・生徒の、インターネット・携帯電話の安全な利用のため、情報モラル教育や情報リテラシー教育の推進を重要な政策のひとつとしており、実施したさまざまな取組みをWebサイトに毎年掲載している。 平成27年度の活動報告として、児童・生徒間でのいじめや犯罪、学習への悪影響を防ぐために、平成27年に策定した「SNS東京ルール」についてや、学校非公式サイトの監視結果のほか、インターネットなどの適正な利用に関する指導事例集が新たに掲載された。 また、平成27年11月に行ったICT教育フォーラム報告書として、「ICT活用推進校実践事例集」がはじめて掲載された。都内小・中・高校それぞれで行われたタブレットを活用した授業の実践事例や、インターネットの安全やモラルについて学ぶ「情報モラル教育」についての実践事例が紹介されている。 東京都教育委員会は、各学校における情報モラル教育の充実と、児童・生徒を有害情報から守る取組みを推進するため、学校、教員、保護者などを対象に指導方法や対応方法を示した実践的な指導・啓発資料を作成。資料は都内すべての公立学校と区市町村教育委員会に配布している。