医療的ケア必要な特別支援学校の通学生、4割弱が週5日保護者等付添い

生活・健康 小学生

学校生活および登下校における保護者等の付添い人数
  • 学校生活および登下校における保護者等の付添い人数
  • 学校生活における保護者等の付添い平均日数
  • 学校生活における保護者等の平均付添い時間
  • 登下校における保護者等の平均付添い回数
  • 学校生活における付添介助者の付添い平均日数
  • 学校生活における付添介助者の平均付添い時間
  • 登下校における付添介助者の平均付添い回数
 文部科学省は4月19日、公立特別支援学校における医療的ケアを必要とする幼児児童生徒の学校生活および登下校における保護者等の付添いに関する実態調査の結果について公表した。通学生のうち6割以上が学校生活や登下校に保護者等が付き添っていた。

 今後の支援方策の検討材料として各設置者と共有することを目的に、公立特別支援学校(高等部は本科のみ、専攻科は除く)の生活や登下校の付添いの実態について調査を行った。日常的に経管栄養やたんの吸引等の医療的ケアを受けている幼児児童生徒は8,116人。そのうち本人が入院する病院に併置する特別支援学校に通学している者(569人)および訪問教育を受けている者(2,190人)を除く通学生5,357人が対象。調査は平成28年5月1日時点のもの。

 通学生5,357人のうち、学校生活や登下校に保護者等が付き添っているのは全体の65.8%にあたる3,523人。内訳をみると、登下校のみ保護者等が付き添う割合がもっとも多く2,697人、学校生活および登下校の双方で保護者等が付き添っているのは809人、学校生活のみに保護者等が付き添っているのは17人。また、学校生活および登下校の双方で付き添っていないのは1,834人だった。

 学校生活における保護者等の付添い平均日数は、平均週1日および平均週5日がそれぞれ全体の4割弱で、平均付添い時間は4時間以上がもっとも多く57.9%となった。登下校における保護者等の平均付添い回数(登校・下校それぞれ1回と数える)は、平均週10回以上が全体の5割弱となった。

 また、学校生活における付添介助者(介助員・看護師など)の付添い平均日数は、平均週5回がもっとも多く55.6%、ついで平均週1回が22.2%。平均付添い時間は4時間以上がもっとも多く66.7%、ついで0時間~1時間未満が22.2%。登下校における平均付添い回数は、平均週2回がもっとも多く22.5%、ついで平均週1回が19.7%だった。

 登下校におけるおもな交通手段は、保護者等は車利用が94.7%、付添介助者は車利用が62.8%、介護タクシー利用は18.6%となった。自宅から学校までの登下校の所要時間(片道)は、30分未満が60.9%、30~60分未満が36.0%。

 付添いの理由として、「看護師は常駐しているが学校等の希望により保護者等が付添いをしている」がもっとも多く、人工呼吸器を使用している場合は看護師では対応できないため、保護者の付添いが必要となる。また、学校での医療的ケアは看護師および担任が実施できるようになっているが、児童の体調に配慮して保護者に付き添ってもらっているなどと回答している。

 調査結果は、都道府県ごとにもまとめている。
《田中志実》

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