偏差値帯別のアダプティブラーニング活用効果、メイツが分析

 タブレットを用いたアダプティブラーニング教材による学習は、偏差値帯ごとに重要な要素が異なることが、メイツが発表した分析結果より明らかになった。偏差値40以下の生徒には「反復性」が重要だという。

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進学塾メイツの指導風景
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 タブレットを用いたアダプティブラーニング教材による学習は、偏差値帯ごとに重要な要素が異なることが、メイツが発表した分析結果より明らかになった。偏差値40以下の生徒には「反復性」が重要だという。

 メイツが分析した「都立入試対策コース5科目」は、生徒が1人1台のタブレットを使った夏期講習講座。自社開発したアダプティブラーニング教材「atom」を使ってタブレット教材のみで学習を進めた。

 生徒はタブレット内のアダプティブラーニング機能により出題される問題を演習し、講師は生徒の学習管理や質問対応を行った。指導時間は、英語・数学が各40時間、理科・社会が各20時間、国語が25時間。高田馬場教室に通っている中学3年生14名が2か月受講し、7月8日と9月2日に行われた「W合格もぎ都立そっくりテスト」の偏差値変化を比較した。

 その結果、5科目(英数国理社)の偏差値が平均5.2アップ、3科目(英数国)では平均6.5アップした。科目別にみると英語は平均8.6アップ、数学は平均4.7アップ、国語は平均5.0アップ、理科は平均0.9ダウン、社会は平均4.4アップと、5科目中4科目で偏差値が上がっている。偏差値が10以上アップした生徒は、5科目で2名、3科目で4名だった。

 メイツが英語・数学の偏差値帯ごとに結果を分析したところ、偏差値帯別の有効な学習にはそれぞれ異なる要素が重要だと判明。偏差値40以下の生徒には「反復性」、偏差値46以下の生徒には「反復性と効率性の両方」、偏差値49以上の生徒には「反復性と効率性に加えて勉強に対するモチベーション管理」が重要だとわかった。

 今回、ほぼすべて偏差値帯の生徒に「atom」が有効であることがわかったが、数学偏差値30の生徒が向上しなかったことや理科の偏差値がアップしなかったことなど、課題も残っているという。メイツは今後、教材作りや運用方法を含め、冬期講習や直前講習などで引き続きタブレット学習の効果測定を続け、報告していくとしている。
《外岡紘代》

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