【インフルエンザ18-19】東京都、インフルエンザ流行シーズン入り

 東京都は2018年12月13日、第49週(12月3日から9日)の都内インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が定点あたり1.57人となり、流行開始の目安となる定点あたり1.0人を超えたことを発表した。今後、本格的な流行が予想されるという。

生活・健康 その他
都内におけるインフルエンザ患者報告数(インフルエンザ定点報告)過去5シーズン
  • 都内におけるインフルエンザ患者報告数(インフルエンザ定点報告)過去5シーズン
  • 集団事例報告数(施設別)および定点報告数
  • 都内学校等におけるインフルエンザ様疾患による臨時休業(学級閉鎖等)報告状況
  • インフルエンザ流行分布マップ
 東京都は2018年12月13日、第49週(12月3日から9日)の都内インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が定点あたり1.57人となり、流行開始の目安となる定点あたり1.0人を超えたことを発表した。今後、本格的な流行が予想されるという。

 東京都によると、都内419か所のインフルエンザ定点医療機関からの第49週(12月3日から9日)の患者報告数は定点あたり1.57人。流行開始の目安となる定点あたり1.0人を超えたことから、流行開始を発表した。

 定点あたりの患者報告数が1.0人を超えた保健所は、都内31か所中16か所。荒川区6.29人がもっとも多く、ついで大田区5.00人、中野区3.30人、杉並2.94人、板橋区2.38人、足立2.05人、新宿区1.75人、渋谷区1.71人、品川区1.67人、世田谷1.36人、練馬区1.33人、多摩府中1.28人、多摩小平1.26人、文京1.14人、江戸川1.11人、町田市1.08人。

 2018年9月3日以降の「2018-2019年シーズン」における、12月9日までに都内の学校や社会福祉施設などで発生したインフルエンザ様疾患の集団感染事例は108件、都内学校などでは幼稚園・小学校・中学校の計83か所でインフルエンザ様疾患による学級閉鎖などの臨時休業が報告されている。

 今後、本格的な流行が予想されることから、東京都は感染を広げないための対策を心がけることを呼びかけている。「こまめな手洗い」「休養・栄養・水分補給」「咳エチケット」「適度な室内加湿・換気」「予防接種(かかりつけ医と相談)」が、インフルエンザ対策のポイントだという。東京都では「インフルエンザ情報サイト」を公開し、インフルエンザの流行状況や正しい手洗いの方法などを紹介している。
《外岡紘代》

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