夏休みの子どもの食生活6割が不安…親の負担増懸念も

 小学生の子どもを持つ母親の約6割が「夏休みの子どもの食生活」に不安を抱えており、8割以上は学校給食がなくなることによる親の負担増を懸念していることが、大塚製薬が実施した調査により明らかになった。

生活・健康 小学生
夏における子どもの食生活について不安があるか
  • 夏における子どもの食生活について不安があるか
  • 夏における子どもの食生活について、どんなことが不安か
  • 子どもの夏休み期間中、普段と比較して、食事を用意する負担に変化はあるか
  • 夏における子どもへの食事提供に関して、工夫する必要があると思うこと
  • 夏における子どもへの食事提供に関して、実際に工夫していること
  • 夏における食生活において、子どもに与えたいと思う食品
 小学生の子どもを持つ母親の約6割が「夏休みの子どもの食生活」に不安を抱えており、8割以上は学校給食がなくなることによる親の負担増を懸念していることが、大塚製薬が実施した調査により明らかになった。

 大塚製薬による「小学生の母親に聞く 夏休みの子どもの食生活意識調査」は、東京都・神奈川県・埼玉県・大阪府在住の小学生の子どもを持つ母親400名を対象にインターネット調査で実施したもの。調査期間は2019年6月28日~7月1日。また、東京在住の小学生の子どもを持つ母親3名にグループインタビュー形式で同調査を実施。より詳細な不安や懸念事項をフリーアンサー回答としている。

 小学生の子どもを持つ母親に夏の食生活について不安の有無を聞くと、60.8%が「夏休みの子どもの食生活に不安を抱えている」と回答。具体的には、「アイスやジュースを飲食する機会や量が増える」47.8%、「おやつの量が増える」35.5%、「栄養が偏る」30.5%、「麺類(素麺、うどん等)だけ、などの単品料理の食事が増える」28.8%など。「夏バテなどで食欲が減ったり、インスタント食品や出前などが多くなるので栄養が偏らないか心配」といった声があがった。

 夏休みの食事の用意については、83.0%が「負担が増える」と回答。「毎日昼食の準備が増える」「普段のお昼は自分だけなので適当に食べていたけれど、子どもの分はいつも同じものだと飽きるから」など、調理や用意の手間が増えることへの懸念が目立った。さらに、「子どもの栄養を考えると手抜きができない」といった栄養面、「給食費と同じ金額で作りたいが難しい」とコスト面の負担を感じているようすもみられた。共働き家庭になると、「仕事もしながら3食作るのが大変。子どもの夏休み中にくたくたになっているお母さんをたくさん見かける」との意見も寄せられ、夏休み期間中、母親が大きな負担や疲労を抱えていることが明らかになった。

 夏休みの子どもの食事で工夫する必要があると思うことについては、「野菜を積極的に取り入れる」が55.0%と半数を超え、ついで「栄養バランスを考える」42.5%と続いた。一方、実際に工夫していることを聞くと、「野菜を積極的に取り入れる」40.3%、「栄養バランスを考える」29.0%となり、工夫する必要があると思いつつ、実際に取り組めている割合は下がる傾向がみられた。

 夏の食生活において子どもに与えたいと思う食品は、「栄養バランスがよい食品」が87.0%ともっとも高く、ついで「子どもが好んで食べられて、栄養バランスがよい食品」79.5%、「手軽で簡単に栄養補給ができる食品」62.8%という結果となった。

 調査結果を受け、栄養管理士のこばたてるみ氏は、「お母さんたちの回答の通り、5大栄養素をバランスよく摂取することが大切。特に、小学生は体が大きくなる時期なので、筋肉を作るタンパク質や、骨を作るカルシウムなどのミネラルは意識して取り入れたいですね」とコメントを寄せた。たとえ1皿でも、たくさんの具材が入ったカレーや、うどんや麺に野菜や温泉卵を加える、料理にトッピングとしてチーズを使うといった工夫で栄養素のバランスはよくなるという。魚の缶詰やハム・ソーセージなど味付け要らずでそのまま食べられる加工食品もうまく活用して1品プラスするのもお勧めしている。
《畑山望》

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