東京都教委、部活動ガイドライン作成…指導者像や安全対策

 東京都教育委員会は2019年7月25日、「生徒のバランスのとれた心身の成長や学校生活に向けて 部活動に関する総合的なガイドライン」を作成したと発表した。部活動の教育的意義、体罰防止、熱中症など健康面での留意事項、競技ごとの安全対策などをまとめている。

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「部活動に関する総合的なガイドライン」の概要
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  • 「部活動に関する総合的なガイドライン」の目次
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 東京都教育委員会は2019年7月25日、「生徒のバランスのとれた心身の成長や学校生活に向けて 部活動に関する総合的なガイドライン」を作成したと発表した。部活動の教育的意義、体罰防止、熱中症など健康面での留意事項、競技ごとの安全対策などをまとめている。

 東京都教育委員会では、2018年4月に「運動部活動の在り方に関する方針」、2019年3月に「文化部活動の在り方に関する方針」を策定している。今回、各方針を実効性あるものとし、学校における教員の勤務負担軽減を図りながら、部活動のより一層の充実を推進するため、ガイドラインを作成した。

 ガイドラインでは、今後の部活動の目指す方向性として「生徒の自主的・自発的な参加」「より合理的で効率的・効果的な活動」「休養日や活動時間の適切な設定」「部活動指導員などを含めた指導体制の整備」の4点を明示。そのうえで、部活動の教育的意義、指導者の役割、適正な休養日や活動時間を設け徹底していくことの大切さなどを説明している。

 不適切な行為の防止に関しては、「求められる指導者像」や「優れた指導者(Good Coach)像」、倫理規範、体罰の定義、暴言や不適切な指導例などを具体的に示している。熱中症の予防対策や救急処置、頭部外傷やスポーツ外傷・スポーツ障害への対応など、健康面での留意事項についても取り上げている。

 各競技の重大事故防止については、陸上競技(投てき種目)や硬式野球など16競技について、過去の事故事例や安全対策のポイントなどを解説。部活動の実践事例では、調布市立第四中学校男子バレーボール部など、運動部4例と文化部4例の計8事例の活動内容や指導の工夫などを具体的に紹介している。

 「部活動に関する総合的なガイドライン」は6,000部を作成。2019年8月末、都内の全公立中学校、義務教育学校、中等教育学校、高校、特別支援学校の管理職・教員らに配布される。
《奥山直美》

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