【大学受験2020】東大「志ある女子の力に期待」住まいや奨学金支援

 東京大学は、Webサイトで「未来の形:女子のちから」と題した大学の取り組みを公開した。在学女子学生対象の住宅や奨学金などの支援のほか、女子中高生対象のイベントについても掲載している。

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未来の形:女子のちから
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  • 女子学生対象の住まいの案内
 東京大学は、Webサイトで「未来の形:女子のちから」と題した大学の取り組みを公開した。在学女子学生対象の住宅や奨学金などの支援のほか、女子中高生対象のイベントについても掲載している。

 東京大学は約7,000人の女子学生と約4,300人の女性教職員が所属し、女子学生や女性教職員を支援する改革を進めている。住まいの支援では、自宅からの通学が困難な女子学生のために、提携する民間の居室および目白台インターナショナル・ビレッジで支援体制を整えている。

 大学が提携する民間等の居室(住まい100室)では、2020年4月に教養学部前期課程に入学する女子学生や、自宅から駒場キャンパスまでの通学時間が90分以上である場合を対象に支援。期間は入学から最長2年間で、月額家賃の一部(月額3万円)を補助する。

 女子学生のための奨学金として、自宅外通学者対象の「東京大学さつき会奨学金」や理系大学院修士課程学生対象の「東京大学女子学生奨学金」などを紹介。募集要項や申請方法なども明記している。

 さらに、「UTokyo 女性活躍支援基金」を設置。女子学生や女性研究者が活躍できる環境の整備・改革を目指し、女子の住まい支援や休憩室・女子トイレなどの環境改善などを行っている。また、学内では女子学生や女性研究者向けのイベントが多く開催されていることも併せて紹介している。

 そのほか、女子中高生対象に理系進路選択支援イベントや、教員や卒業生の講演、在学女子学生によるプレゼンテーションやパネルディスカッションなどを行う「女子高校生のための東京大学説明会」も定期的に実施している。

 「東大という選択」ページでは、東京大学の五神真総長が「東大を変えたい。『未来の東大ブランド』を作るのはあなたたち。志ある女子の力に期待します」とコメントがあり、さらに「スタート」をクリックすると、東京大学の現役女子学生や卒業生が「なぜ東大を志望」したのかリアルな声を寄せている。
《田中志実》

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