未成年のスマホ規制、親の6割が 「家庭内での努力だけでは難しい」

 旅行サイト「エアトリ」は、「未成年のスマホ規制」に関する調査を実施。自治体のスマートフォン規制については約半数が「賛成」と回答する一方、スマートフォンの使用時間を減らしたいと考える親の6割が 「家庭内での努力だけでは難しい」と回答している。

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1日どのくらいスマホを見ているか
  • 1日どのくらいスマホを見ているか
  • スマホ使用で制限をかけているもの
  • 自身の子どもが「スマホ依存症」だと思うか
  • 子どものスマホ使用時間について
  • 家庭内の努力で子どものスマホ使用時間を減らすことはできると思うか
  • 未成年のスマホの使用時間を条例で規制することについて
 旅行サイト「エアトリ」は、「未成年のスマホ規制」に関する調査を実施。自治体のスマートフォン規制については約半数が「賛成」と回答する一方、スマートフォンの使用時間を減らしたいと考える親の6割が 「家庭内での努力だけでは難しい」と回答している。

 調査は、20代以上の男女784人を対象に2020年2月2日~2月4日にインターネットを利用して実施。香川県議会が18歳未満のスマートフォンやゲームの時間を規制する「ネット・ゲーム依存症対策条例」の素案を発表したことが話題となったことから、未成年のスマートフォン使用実態を調査するとともに規制に対する意見を集めた。

 18歳未満の子どもがいる人に自身の子どもは1日どのくらいスマートフォンを見ているか聞いたところ、子どもが未就学児の場合は「30分未満」がもっとも多かった。公共の場所で静かにさせるためや家事などで子どもの面倒を見られない時などに少しだけスマートフォンの力を借りているようだ。

 小学生の子どもを持つ親になると「全く見ない」が40.0%まで上昇。中学生になると一気に19.4%まで下がることから、中学生からスマートフォンを持たせたり、一定時間見せたりすることを許可する親が多いことがうかがえる。また、小学生以上になると約1割の親が、子どもがどのくらいスマートフォンを見ているのか「わからない」と答えた。

 子どものスマートフォン使用で制限をかけているものは、「課金ゲーム」がもっとも多く35.6%、ついで「インターネット閲覧」33.7%、「スマホ使用時間」28.8%と続き、「制限はしていない」と答えた親は33.7%いた。

 18歳未満の子どもにスマートフォンの閲覧をさせている親に対し、自身の子どもが「スマホ依存症」だと思うかどうかを聞いたところ、半数近い48.1%が「スマホ依存症」だと感じると回答した。具体的には、「勉強中・テスト勉強中も絶えずYouTubeをつけながら勉強している」「ゲーム以外に興味を示さず、ゲーム以外のスポーツや勉強をつまらないつまらないといい、まったくやろうとしない」など。

 子どものスマートフォン使用時間については、「もっと減らしてほしい」と回答した人が半数近い48.5%。「今のままで良い」は32.6%、「もっと増やしてほしい」は1.5%となり、メリットよりもデメリットの方が大きいと感じている親が多いことがわかった。

 家庭内の努力で、子どものスマートフォン使用時間を減らすことはできるかという問いでは、59.4%が「難しい部分がある」と回答。その理由として、「反抗期につき聞く耳を持たない」「親もついつい見てしまうため、子どもだけ止めさせることは難しい」「学校や部活からの連絡事項もすべてスマホを使わないといけないため」などがあげられた。

 未成年のスマートフォンの使用時間を条例で規制することについては、「賛成」(43.4%)が「反対」(21.7%)を20ポイント以上の差をつけた。賛成の意見では、「良い使い方を学ばせる事も教育だから」「社会の仕組みもわからず、判断力の十分でない子どもが、外部と繋がるのは危険」「あまりにスマホに頼り過ぎ、本や新聞を見て自学自習をする事がないため」。

 反対の意見では、「他人ではなく親が決めることだから」「条例で縛ることの理由が不明。どう管理・監視していくのかを決めなければ、縛ること自体が難しい」「規制するからこそ、子どもは反発します。より、隠れてやるので」などがあった。
《田中志実》

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