秋田大「コロナが学生の心身に与えた影響」1割以上うつ症状

 秋田大学は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛などが学生の心身に与えた影響に関するアンケートを実施し、2020年8月28日に結果のダイジェスト版を公表。男女ともに回答者の1割以上に中等度のうつ症状がみられた。

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秋田大学学生の実情
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 秋田大学は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛などが学生の心身に与えた影響に関するアンケートを実施し、2020年8月28日に結果のダイジェスト版を公表。男女ともに回答者の1割以上に中等度のうつ症状がみられた。

 アンケートは、早期に不調を抱える個人を見つけて支援することを目的に、5月20日~6月16日にオンラインで実施。学部生と大学院生計5,111人を対象に行い、53%にあたる2,712人が回答した。調査ではうつ・精神疲労・不眠 、生活全般、困っていることついて聞いた。

 うつ・精神疲労・不眠の3つのメンタルヘルス不調に影響を与える因子について、性別、年齢、喫煙歴、出身地(県外・県内)、暮らしている人(1人暮らし・それ以外)、音声あるいはビデオ通話の利用、心配ごと (金銭面・学業面・趣味・ソーシャルサポート面・運動面)、相談できる人の有無、飲酒歴、運動習慣を調整して分析を行った。

 調査で、うつ病の有病率を推定するPHQ9が10点以上あるいは感情疲労が75点以上あったのは男性149人、女性139人の計288人で、1割以上に中等度以上のうつ症状がみられた。今回の調査で明らかになったことは、喫煙と飲酒頻度、SNSの音声・画像の利用がメンタル不全(うつ症状・感情疲労・不眠症)と関連があること。相談できる人の存在や運動(体を動かすこと)は、大学生のメンタル(うつ症状・感情疲労・不眠症)を健全に維持させるために重要な因子であることもわかった。

 秋田大学大学院医学系研究科の野村恭子教授は、「心と体の健康を保つためには、悩みを誰かに相談したり、運動したりすることが効果的。喫煙や飲酒量が増えてきたら、心身の状態に気づかいながら自己チェックしてほしい」と強調し、「今回の調査で得た知見を秋田大学の学生、教員、そして全国の大学と共有したい」と話している。
《田中志実》

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