通常営業再開のお知らせ(2021年6月21日~) 政府の緊急事態宣言解除ならびに東京都のまん延防止等重点措置への移行に伴い、パナソニックセンター東京は全館通常通り営業を再開いたします。
【2021年6月21日(月)より通常営業】火曜~日曜:10時00分~18時00分開館・月曜休館 今後の営業につきましては、政府の方針を鑑みながら、
パナソニックセンター東京のWebサイトにて随時情報が更新されます。
東京都江東区有明のパナソニックセンター東京内に2021年4月3日、「ひらめき」をカタチにするミュージアム「AkeruE(アケルエ)」がオープンした。STEAM教育が示す幅広く横断的なテーマを扱っており、展示や活動を通して、新しい時代に必要な資質・能力を培えるような体験を子供たちに提供する。
パナソニックは、次代を担う人材の育成を支援するため、子供たちの理科と数学(算数)への興味や関心の向上・好奇心の醸成を目的とした次世代向け科学ミュージアム「RiSuPia(リスーピア)」を2020年まで運営していた。閉館までの約14年間の来場者数は約460万人にのぼる。
ますます予測不可能で、日に日に変化するこれからの時代の中で、さまざまな課題を提起し、解決のためにポジティブに行動できる力が重要になるという社会的な背景から、パナソニックはRiSuPiaのリニューアルを決定。RiSuPiaのコンセプトをさらに発展させ、理数の魅力に、エンジニアリング、テクノロジー、アートといったのSTEAM教育分野を融合させた新たな施設「AkeruE」のオープンに至った。
かつてRiSuPiaの大ファンであった筆者は、同じくRiSuPiaが大好きだった小学4年生の息子と一緒に、パナソニック クリエイティブミュージアム「AkeruE」を体験してきた。
入口から興味津々、随所に興味を惹く工夫がいっぱい
AkeruEは、東京都江東区有明にあるパナソニックのコーポレートショウルーム「パナソニックセンター東京」内にある。1階は、オリンピック・パラリンピックやSDGsに関する展示。2階・3階がAkeruEとなっている。
2階は受付のほか、CHAOS(カオス)、GAIA(ガイア)、TECHNITO(テクニート)という3つのエリアに分かれている。来館者は受付で「ひらめき手帖」を受け取り、館内へと入る。「ひらめき手帖」はAkeruEを回りながら、作品の特徴、不思議に思ったこと、気が付いたこと等、ひらめいたことを何でも書き込むことができるノートだ。
息子も「ひらめき手帖」を受け取ると、受付のすぐ横にあるCHAOS(カオス)のエリアで早速気が付いたことを書き込み始めた。CHAOSは、年齢や仕事、価値観の違う人たちが立場を越えて集まり、アイデアを交換したり共同作業したりする場所となっている。テーブルやさまざまな形の椅子が並んでいるが、よく見ると、学校で使っている跳び箱も混ざっている。息子は思わず座ってみたくなったようで、気が付いたことを書き留めた。他にも、多種多様な素材や形のテーブルや椅子があり、座っているだけでいろいろなアイデアが浮かんできそうな雰囲気だ。
隣のGAIA(ガイア)のエリアは、木でつくられた大きな球体オブジェが印象的なエリア。球体オブジェでは、魚と植物を同じシステムで育てる循環型栽培「アクアポニックス」を行っており、「小さな地球」をイメージしているという。水が流れる中に魚の入った水槽や色とりどりの植物が並び、小さな生態系をつくっている。息子も喜んで球体の中に入って、水槽や植物のようすをじっくりと観察していた。スタッフの方から、水槽で泳ぐ魚の名前やアクアポニックスについての説明を聞くこともでき、さらに興味が湧いてきたようだ。
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