【大学受験】予定外だったのはパソコン等の費用…保護者に聞く新入生調査

 全国大学生活協同組合連合会は2021年11月10日、「2021年度保護者に聞く新入生調査」概要を公表した。受験から入学までの費用面で予定と違って困ったことは「教科書や教材、パソコンの費用が高かった」と回答した保護者は3割を超えた。

教育・受験 大学生
受験料・受験学部数推移(設置者別)
  • 受験料・受験学部数推移(設置者別)
  • 入学までにかかった費用・国公立、私立(専攻別/住まい別)
  • 入学までにかかった費用・国公立、私立(住まい別/専攻別/20年比)
  • 予定と違って困ったこと
  • 費用面で準備・工夫したこと
  • 下宿生の新生活用品購入品目
  • 大学に進学させた理由
  • 大学に対して期待すること
 全国大学生活協同組合連合会は2021年11月10日、「2021年度保護者に聞く新入生調査」概要を公表した。受験から入学までの費用面で予定と違って困ったことは「教科書や教材、パソコンの費用が高かった」と回答した保護者は3割を超えた。

 全国大学生活協同組合連合会(大学生協)は、2007年から毎年4月~5月に新入生の保護者を対象とした「保護者に聞く新入生調査」を実施。2021年は126大学生協の1万8,907人から回答があった。調査では、受験から入学までにかかった費用、受験から入学までに困ったこと、大学生活を送るうえでの不安等の保護者の意識とあわせ、大学生協の事業に対する評価をもらっている。

 受験から入学までにかかった費用では、自宅生で国公立は141万5,300円・私立は180万円。下宿生は国公立が209万9,400円・私立は246万4,400円。入学大学の設置者、専攻、住まい等の進路により大きく違い、国公立・自宅・文科系が140万3,500円ともっとも低く、私立・下宿・医歯薬系の315万7,300円がもっとも高くなった。

 費目別では「出願するためにかかった費用」が前年より減少。国公立は11万5,600円で前年より1万1,500円減。私立は14万4,100円で前年より6,700円減と、国公立の減少が大きい。「出願するためにかかった費用」の多くを占める「受験料」12万2,000円は、前年に引き続き減少した。国公立は11万100円で前年より1万900円減、私立は13万9,500円で前年より6,300円減と国公立の減少が大きい。「受験料」は減少しているが、予定として考えていた額より「受験料が増えた」は全体で5人に1人(20.1%)、一般受験生は4人に1人(27.5%)となっている。

 「受験学部数」は3.4学部で前年の3.6学部より減少した。中でも5学部以上の受験は、国公立20.9%で前年から4.3ポイント減、私立は29.5%で前年より0.9ポイント減と国公立入学者で減少が大きい。入試形態別では、推薦受験生3.7%で前年より0.3ポイント減、一般受験生35.5%で前年より4.7ポイント減と一般受験生の減少が大きい。大学入学共通テスト開始やコロナ禍の移動制限による影響が要因と考えられる。

 受験から入学までの費用面で予定と違って困ったことは「教科書や教材、パソコンの費用が高かった」が36.2%と高く、「オンライン授業のために購入するものが多かった」も11.4%となっている。「教科書・教材購入費用」21万4,900円は前年より1万1,100円増加した。

 子供の入学大学に対して期待することは「専門知識の教育強化」71.5%(2019年から11.3ポイント増)、「社会人としての一般教養の教育強化」55.3%(同8.0ポイント増)と多くの保護者の期待が集まっている。2015年から減少が続いていた「就職のための支援強化」は54.1%(同3.2ポイント増)と増加に転じた。さらに、「基礎学力の教育強化」34.3%(同11.5ポイント増)等、調査したすべての項目で期待が増加していた。

 大学生活を始めるにあたって心配なことは「授業形態(対面・オンライン)のこと」57.9%がもっとも高い。「新型コロナウイルスへの対応」52.3%、「友達付き合い等人間関係のこと」50.1%も半数を超えている。「友達付き合い」はコロナ禍以前の2019年に比べ増加が大きい(2019年42.4%・2020年48.4%)。「就職や将来のこと」は37.3%と前年から9.5ポイント減少した。
《田中志実》

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