習い事増やした家庭の3割、休校の学力・体力低下を補いたい

 習い事を増やした家庭において「休園休校による学力低下・運動不足を習い事で補いたいと」回答した人が約3割いることが、アクサダイレクト生命保険が2022年3月17日に公表した調査結果から明らかになった。

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消費増税や幼児教育・保育無償化があった2019年10月と比較した習い事数の変化
  • 消費増税や幼児教育・保育無償化があった2019年10月と比較した習い事数の変化
  • 習い事数の増減理由
  • オンラインレッスンの導入・切替をしたことがあるか
  • オンラインレッスンの導入・切替をしたことのある習い事
  • オンラインレッスンに対する考え
  • 子供に習い事をさせるうえでの悩み事
  • 習い事の数と費用
  • 習い事費捻出のために工夫していること
 習い事を増やした家庭において「休園休校による学力低下・運動不足を習い事で補いたいと」回答した人が約3割いることが、アクサダイレクト生命保険が2022年3月17日に公表した調査結果から明らかになった。

 「第8回子供のおけいこ事に関する調査」は2013年から継続して行っている調査で、0~9歳までの子供を持つ25~44歳の母親2,080人を対象にインターネット調査で実施した。調査期間は2022年2月25日~2月27日。

 まず、消費増税や幼児教育・保育無償化があった2019年10月と比較した習い事数の変化ついて聞いたところ「変わらない」が74.4%で最多だった。「増やした」は全体平均19.0%に対し、幼保無償化の対象である年少~年長家庭で21.2%、幼保無償化対象外の小学校低学年家庭においても20.8%で、平均を上回る結果となった。

 実際に習い事数の増減理由を聞いてみると、増やした理由で最多は「新型コロナの影響で幼稚園・保育園・学校の休園休校が増えたため、学力低下・運動不足を習い事で補いたい」で29.3%と約3割いた。減らした理由の最多は「新型コロナの感染リスク回避で休会・退会した」で40.2%となり、増減どちらにおいても新型コロナの影響がうかがえた。

 次に、通わせている習い事でオンラインレッスンの導入・切替をしたことがあるか質問したところ、「ある」との回答は前回調査(2020年11月)から1.2ポイント増加し7.9%となった。特に小学校低学年は13.0%と全体平均を上回り、前回調査の7.5%から大幅な増加となった。

 オンラインレッスンの導入・切替をしたことのある習い事は、多い順に「英語・英会話」が38.8%、「ピアノ」が11.5%、「通信講座」が7.3%となり、学習系および芸術系の習い事についてはオンラインレッスンを導入しやすいことがうかがえた。運動系では「水泳」が6.7%でもっとも多く、さまざまな習い事でオンラインレッスンが行われていることがわかった。

 オンラインレッスンに対する考えについては、ポジティブな面では「送迎の負担がなくなってよい」が49.7%ともっとも多かった。送迎の負担は、別問の「子供に習い事をさせるうえでの悩み事」上位にもなっており、送迎の負担軽減という点でオンラインレッスンへの親の期待がうかがえる結果となった。次いで多かったのが「新型コロナ感染対策の観点でよい」で30.4%だった。

 一方ネガティブな面として「ずっと家の中だと気持ちの切替が難しそう」が35.8%ともっとも多くなり、次に「視力への悪影響が心配」が24.0%となった。

 子供に習い事をさせるうえでの悩み事トップは「費用がかさむ」が53.8%。続いて「付き添いや送迎が面倒」が44.4%、「新型コロナへの感染懸念」が16.5%となった。

 一方習い事費捻出のために工夫していることとしては、多い順に「特に何もしていない」が35.7%、「食費の切り詰め」が26.7%、「自分がパートに出る・副業する」が20.0%となった。習い事の費用が悩みにはなっているが、打開策が見いだせていない人が多くいることがわかった。

 なお、一度見直すと効果が持続するといわれる固定費の見直しについては、「通信費の見直し」が17.0%、「光熱費の見直し」が8.2%、「保険の見直し」が7.4%だった。

 英語とプログラミングが2020年度から必修化になったことについての考えでもっとも多い回答は、英語が「今回の必修化を歓迎」が40.9%、プログラミングが「どんな授業内容なのか興味がある」が34.1%となり、いずれもポジティブに捉えていることがわかった。

 必修化直前に実施した第6回調査(2019年3月)と比較すると、英語・プログラミング共に「国語や算数などの基本教科と比べどの程度大事になるかわからない」「自分の子供が授業についていけるか不安」といった回答が急減する一方、「今後授業以外でも勉強が必要か気になる・既に勉強の必要性を感じている」が増加していた。

 学校においてはある程度授業内容が見えてきて不安が払拭され、学校外でもさらに注力すべきか思案する模様が浮かび上がった。

 実際に、学校での必修化に伴い英語・プログラミングの習い事をさせるかどうかの質問に対しては、両教科とも「させる予定はない」がもっとも多かったが、プログラミングは第6回調査と比較して「させる予定・既にさせている」の回答割合が5.0%から6.3%と微増した。
《鈴木あさり》

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