大学院段階の「授業料後払い」の仕組みについて、文部科学省は2022年12月23日、報告書を公表した。新制度創設に向けて、対象者の年収要件、卒業後の納付額等、制度設計の方向性を示しており、2024年秋入学からの開始を目指す。
授業料後払いは、在学中は授業料を徴収せず、卒業後の所得に応じて柔軟に納付する制度。「経済財政運営と改革の基本方針2022」で創設することとされ、教育未来創造会議第一次提言工程表で2024年度(令和6年度)に実施するとされた。これを受け、文部科学省は「大学院段階の学生支援のための新たな制度に関する検討会議」を設置。今回、同検討会議が制度設計の方向性等を報告書に取りまとめた。
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