【高校受験2024】東京都「中学校英語スピーキングテスト」11/26

 東京都教育委員会は2023年4月13日、中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の2022年度実施状況と2023年度の実施について取りまとめ、Webサイトで公表した。2023年度の実施日は2023年11月26日、予備日は12月17日。

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中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J) 2022年度(令和4年度)実施状況および2023年度(令和5年度)実施について
  • 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J) 2022年度(令和4年度)実施状況および2023年度(令和5年度)実施について
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 東京都教育委員会は2023年4月13日、中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の2022年度実施状況と2023年度の実施について取りまとめ、Webサイトで公表した。2023年度の実施日は2023年11月26日、予備日は12月17日。

 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)は、2022年度(令和4年度)より東京都内の公立中学校第3学年生徒を対象に実施。日ごろの学習で身に付けた「話すこと」の力をESAT-Jで評価し、テスト結果は都立高校入試に活用される。

 2022年度は11月と12月の予備日あわせ、7万1,197人が受験。「コミュニケーションの達成度」を2段階、語彙や表現の使い方や幅広さ、論理構成等を測定する「言語使用」を5段階、 発音やイントネーション等を測定する「音声」を4段階で評価した。

 今回の分析(11月27日実施分)では「コミュニケーションの達成度」は、自分のしたいことや行ったことの他、具体的な事例を用いる等して、自分の意見や理由をわかりやすく伝えることができていると評価。一方、イラストに描かれた内容を、既習の語彙や表現を活用して伝えることは十分ではないと分析した。

 「言語使用」は、簡単な接続詞を用いて、文を組み立てながら話すことは、おおむねできているとした一方で、語彙、表現や文法を幅広く活用した伝え方が十分ではない。また、「音声」については、PartAは9割以上、PartCは8割以上、PartDは8割程度の生徒が、聞き手が理解できる音声で話すことができているが、抑揚をつけた話し方や伝え方は十分ではないと分析した。

 2022年度は、受験申込みや特別措置等の申請が完了していない生徒や、誤った会場に行った生徒、指定された会場までの交通手段の確保が難しいケースがあった他、機器の不具合に起因する録音不良で評価を修正。また「他の生徒の声が聞こえた」という報道も一部であったため、これらを踏まえた2023年度の実施の方向性を検討。

 2023年度は、生徒や保護者、教員が見通しをもって準備できるよう、受験申込方法や受験会場等を見直し、採点方法や点検方法は常に検証するとともに、さらなる良問を作成し、より集中できる受験環境の整備を行うとしている。

 実施日は2023年11月26日、予備日は12月17日。会場は、都立学校、大学、民間施設、都有施設等。実施概要は、4月中に中学校を通じて生徒と保護者に案内し、詳細については5月公表予定の「実施要項」に記載するとしている。

《川端珠紀》

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