「薬学系」1位は…2023学部系統別実就職率ランキング

 大学通信は2024年2月1日、「2023年学部系統別実就職率ランキング(薬学系)」を公開した。3位は名城大・薬学部、4位は明治薬科大・薬学部、5位は星薬科大・薬学部がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

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2023年学部系統別実就職率ランキング【薬学系】
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 大学通信は2024年2月1日、「2023年学部系統別実就職率ランキング(薬学系)」を公開した。3位は名城大・薬学部、4位は明治薬科大・薬学部、5位は星薬科大・薬学部がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

 ランキングは、医科・歯科の単科大などを除く全国749大学を対象に今春の就職状況を調査。565大学から得た回答(2023年10月10日現在)をもとに、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率=就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いる。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。

 ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。東京大などデータを未公表、または未集計の大学・学部も掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載している。

 3位は実就職率98.2%の名城大・薬学部。薬の専門家としての高度な専門性と応用力に加え、医療人としての倫理観と使命感を備えた人材の育成を目指す。1~3年次では薬剤師としての心構えから始まり、ヒューマニズムや医療倫理、薬学専門科目などで学びの基礎を固める。4年次には基礎と臨床をつなげる「統合型薬学教育」で、具体的な症例に対してもっとも適切な薬物治療を提案できる力を養う。5・6年次には「実務実習教育」で、実際の医療施設で薬剤師の指導・監督のもと、22週間の実習を経験する。

 4位は実就職率97.5%の明治薬科大・薬学部。6年制の薬学部では、薬学の基礎から、病気の仕組みや薬の作用を理解し、専門性を向上。22週間の薬学実務実習にプラスαで学ぶ、長期実習を中心とした7コースの独自研修カリキュラムのほか、国家試験に関連した授業科目(講義・演習・実習)を多数用意している。また、就学支援プログラムなど、入学時から学生の希望に応えて就職活動をサポートし、進路就職支援委員会が中心となり全面的にバックアップする体制を備えている。

 5位は実就職率97.2%の星薬科大・薬学部。薬学部のもとに「薬学科(6年制)」と「創薬科学科(4年制)」の2つの学科を設置し、独自の教育を展開することで、薬学の進化・発展に貢献するスペシャリストの育成を目指す。また、低学年向け職種理解セミナーや、業界別就職対策講座、選考対策などの就職ガイダンス・ワークショップを多数実施し就職活動を支援している。

 以降、6位 摂南大・薬学部(実就職率96.5%)、7位 武蔵野大・薬学部(同96.2%)と上位1~7位を私立大学が独占。公立大トップは、8位の岐阜薬科大・薬学部(同96.1%)、国立大トップは、9位の熊本大・薬学部(同95.9%)となった。

 大学通信のWebサイトでは、薬学系実就職率ランキング1位・2位を確認できるほか、上位校についてもランキング結果に結びついた分析を含め紹介している。

2023年実就職率ランキング「薬学系」1位は?

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《川端珠紀》

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